2009年7月29日

パソコントラブル

事務所移転に伴い、パソコン(以下PC)を新規購入したものの故障し、直ってようやく落ち着いたと7月3日に書いたが、実はこのPC、結局その後も、故障~回復をたびたび繰り返し、入退院を何回も行い、ほとんど事務所にない始末。こうなると仕事の効率がものすごく下がる。PC、メール、インターネットは、まさにインフラそのもの。電気・ガス・水道と同じだ。

購入から1ヶ月以上過ぎ、その間でパソコンが使用できたのは1週間に満たない。いくら入院してもすぐ壊れるのでこのたび返品を決断した。今回のPC購入は価格コムを参考にしながら、以下に同レベルのものを安く買うか、を中心に検討し、メーカー品を安く販売するネット通販店で購入したのだが、使用できない今となっては、価格以上に深刻だ。そこで、今度は商品が信頼できるメーカー直販を中心に検討して注文した。サポートもこれで安心・・・・。

と思いつつ、購入注文後に商品到着日を確認したら、なんと3週間も先!

確かにメーカー直販は、注文後に生産に入ることで在庫を極端に減らすことができ、それでコスト削減を図っているんだった。。。

そんなわけで、このBlog更新もかなり手薄になりがちなのです(って言い訳?)。

2009年7月16日

不景気の怖さ

昨年9月のリーマンショック以来、倒産の噂や、仕事がない(=少ない)という話が減ることはない。
ただ、それよりも重大なのは、個人のお金の使い方が変化していることではないだろうか。
つまり、「お金がないわけではないのに、なんとなくお金を使わなくなっている」という現実だ。お金を使うノリが出てこないのだ。もっとも、実際にお金がなくてお金を使わない人も少なからずいるだろう。しかし、ムード的にお金を使わない人の増加=これが、実はかなり深刻な問題だと私は思う。
実際、私自身も遊びに行く回数、外食の回数が確実に減った。衝動買いもしなくなった。お金がないというよりも、お金をできるだけとっておいたほうがいい、つまり使わない方がいいような気がするからだ。その明確な根拠はないにも関わらず・・・・。
世界の動きとしても、カジノは軒並みダウンだそうで、世界のお金持ちたちも同様にお金を使わなくなっているのだろう。先日軽井沢に行ってきたが、避暑のハイシーズンなのに、道を歩く人の数は例年より少なく、混雑しているのはアウトレットモールとその周辺の公園だけだった。
本当にお金のない人は、当然お金を使わない。
多少のお金のある人は、なんとなく今のところはお金を使わない。
たっぷりお金のある人は、今後のためにお金をとっておこうと思って使わない。
だから、誰もお金を使わないのだ。
この空気が、実は大変なことだ。誰もお金を使わないから、経済が動かなくなり、皆で共倒れになってしまう。。。

2009年7月10日

広告のチカラ

広告効果が薄れてきた、広告が効かないと言われて久しい。
広告代理店勤務が長く、今でも広告の周辺で仕事をしている私にとっては、さびしい話だ。
広告と言えば、テレビ・新聞・雑誌などのマス媒体が中心だが、今や多くの人の「通勤」行動をキャッチする交通媒体は見逃せない。働く女性が増えたことも追い風になっているはずだ。
駅の展開で、「柱巻き」という手法がある。駅の太い柱の周りをポスターがぐるりと囲む、あの形だ。地下鉄なら銀座や表参道など、いわゆる「オシャレ」と言われる場所でよく行われる。駅貼りの大型ポスター全盛以降、さらにインパクトを求めた結果だが、実際にきれいなビジュアルが多く、見るだけでも楽しい。私は通勤で表参道を経由することもあり、比較的よく駅地下の柱巻きをよく見ている。
少し古い話だが、先週の数日間、表参道の地下は人であふれかえっていた。何をするでもなく、うようよと幅広い年代の女性がいる。そこで記念撮影をする人たちも少なくない。彼女たちのお目当ては柱巻きだった。韓国の5人組アイドル「東方神起」だ。柱に大写しになった彼らの顔があったのだ。ただそれを眺める人、記念写真を撮る人、見ながらおしゃべりする人・・・・。日を追うごとに見物人(?)女性は増え、「立ち止まらないでください」と誘導する警備員まで出始めた。
「東方神起」新譜プロモーションであろうと思われるが、広告を見にこれだけ人が集まる、ということが凄い。広告効果が薄れている今、この柱巻きが、その後の新譜売上にどのように効果を出すのか、気になるところだ。

2009年7月3日

安全の担保

事務所引越し後、ようやく日常業務に入り始めた矢先に、今回購入したばかりのパソコンが壊れ、ウンもスンも言わなくなり、修理を依頼・・・・などなど、とても働く環境ではないアクシデントが続き、なかなか落ち着かない日々が続いていたが、ここに来てようやく落ち着いてきた。

ここのところ、手がけている「お肉」仕事。その品質や味、料理の情報に接するのが楽しいのはもちろんだが、日本の「お肉」の業界は奥深く、さらに興味深いことが多い。
「お肉」の生産とも言える動物の繁殖と肥育。と殺から枝肉へ、部分肉へ、精肉へという加工・流通の流れなどなど。
何よりもすごいのは、その安全管理だ。牛のBSEや鶏インフルエンザなど脅かす問題が多いとは言え、うるさい日本の消費者のための安全管理体制の充実は目を見張る。
日本の牛肉が全頭検査が行われているのは、ニュースでも言われている通りだ。さらにどんな牛肉にも個体識別番号がついていて、販売時には必ずその番号が表示されている。インターネットでその番号を検索すると、その牛肉の元となる牛の素性はすべてわかる。その牛の誕生年月日、父、母、どこの農場で生まれ、どこの農場で育ったか、どこでと殺されたか、などなど。これによって、万一、牛肉に何かトラブルが発生しても、その原因究明がスピーディにできる仕組みだ。
すばらしい安全管理体制だと思う。世界中で、ここまで徹底している国はない。
しかし、それにかかるコストはいかほどのものだろう。そこまで気をつけなくてはいけないほど、日本の消費者は神経質なんだろうか。そこまで管理しなくてはいけないほど、食品の安全への信頼度は薄まっているのか。
その体制のすばらしさに感動しながらも、反面そんなに神経質にならなくてはいけない現状が、むしろ普通でないような気がしてならない。