2010年1月26日

コラボは皆ハッピィを目指したい

販促プロモーションを考える上で、異なる業態とのコラボを検討したいがどうしたらいいだろうか?という相談を受けた。
その企業の新商品のコンセプトと、よく似たコンセプトの商品が新発売される。異なる業界、異なる商品で。せっかくなので、コラボできないだろうか・・・?と、その担当者は考えたのだ。今の時代、どこも厳しいし、できるだけコストを抑えたいのはもはや常識。お互いにメリットがあるのであれば、いい話だ。ぜひ進めたいものである。
その発案者は、その進め方や具体的なコラボ案について考えがまとまりきらなかったようで悩んでいた。進めるにあたって、具体的にどんなコラボをしたいとか、どんな販促プロモーションをしたいとか、明確なケースは多々あるだろうが、必ずしも明確なコラボイメージがなくても、お互いにメリットを得られる方向を目指しながら交渉していくのは大いに意味があると思う。
大事なのは、それによってどれだけメリットを得られるか。そしてコラボ相手にもどれだけメリットを与えられるかだ。双方の商品の顧客ターゲットの一致、コンセプトの一致、ストーリー性などなどの素材を利用して、結果的に、顧客側に双方の商品がわかりやすくなったり、話題性が高まったり、情報発信の広がりが出たり、購入(=販売)チャンスが増えたりするのであれば、それは、双方の企業がメリットを得られるだけでなく、顧客側もメリットを受けられる。

相互メリットを考える時は、その企業やコラボ先企業だけでなく、消費者等顧客メリットもぐんと高まるように、皆がハッピーになる方向を模索していきたいものだ。

2010年1月22日

新サービス開始

昨年から準備を進めていた新規事業が、ようやくスタートした。
「大人の発表会」というサービスだ。
同窓会やウェディングの代行業ならいくつかある。個人向けのコンシェルジュ的なサービスも最近はいくつか出始めている。けれども、「大人の発表会」に類似するのサービスは、おそらく今どこにもないのではないだろうか・・・?
写真、絵、陶芸、コレクション、料理、楽器演奏などなど、自分の趣味を発表しようというものだ。自分が見せたいものを“発表”する、というパーソナルなイベントを通じて、家族親戚が集まったり、旧交を温めたり、新しい出会いが生まれたり・・・・人と人とのつながりを深められればと願ってスタートさせた。
今までコミュニケーション活動にまつわる仕事を長いことしてきたが、“パーソナルな幸せ”づくりに貢献できるような新規事業がしたいと考えてきた。今までのノウハウをパーソナル需要に生かせればと思っている。今回事業を始める上で、多くの新たな気づきがあったので、今後少しづつこのBlogでもご紹介していこうと思う。
この新サービス「大人の発表会」が、多くの人の生活に潤いを持たせるはずだし、発表者本人はもちろん、それを見に行く周囲の人たちも楽しい気持ちになってもらえれば願っている。
暗い時代だからこそ、そういう明るい場の提供をどんどんしていきたいと思う。

皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

2010年1月13日

世論と政策

今年になって、住宅版エコポイント制度に関する話題を耳にすることが多くなった。省エネに寄与するエコリフォームに対して、エコポイントが付与されるというものだ。

昨年、家電業界が厳しい不景気の中でも省エネ家電で活況を呈したこともあり、その続編でもある。鳩山政権で大幅なCO2削減を掲げたこともあり、住宅(周辺含む)業界は、今年、この制度をきっかけに各社大きなプロモーションを仕掛けてくるだろう。
私も、若干それに関わる仕事に関わったりもした。

環境問題が叫ばれ始めてから、いったいどのくらいたつだろうか。

かつては環境に配慮したことを訴えても、どうしても価格が高くなって、売上にはなかなかな貢献できなかった。かなり環境意識の高い人だけしか受け入れにくいもので、ものづくりの過程で環境負荷を減らすことで価格転嫁することは、なかなか一般消費者に受け入れられにくかった。当時、環境意識の高い人はマイノリティだった。
そんな頃から今の時代、あれから10年くらいたつのだろうか・・・? 今や環境への取り組みは当たり前、そうでないことは恥ずかしいくらいだ。環境意識の希薄な人がマイノリティになった。先日、自動車販売台数ベストテンがニュースになっていたが、当然のことながらハイブリッドカーの台頭が目覚しく、かつてのランキングと比べて、車種は様変わりしている。これは、世論だけでなく税制など政治の力が大きかった。

ある時期、マイノリティだったものがマジョリティになるために、税制やエコポイントなどのような政策、政治方針が大きなきっかけになる。世の中の環境意識が高まり、誰もが地球に優しい暮らし方を志向するのはすばらしいことだ。環境に真摯に取り組む鳩山政権は評価したい。
けれども、もしもそういう政策がなく、世論(PR等を含めて)だけの力でここまで意識を変えることができないのだとしたら、コミュにケーション活動を仕事にする私にとっては、少し残念な話でもある。

2010年1月6日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

世の中の動きからすると、やや出遅れの感がありますね。申し訳ありません。



正直なところを言うと、昨日いきなりプロモーション企画のプレゼンがあり、年末から年始にかけてはそのための準備で、新年ご挨拶どころではなかったのが実情だ。
2010年にスタートするプロモーションについての数社コンペで、年末にオリエンテーションがあり、プレゼンは5日。厳しい経済環境の中、企業は生き残りと売上確保に必死だ。無駄な時間を作らないためにも、世の中が休みの間を有効に使った(?)というわけだろう。
当方のプレゼンは最後だったこともあり、プレゼンを受け続けてきたクライアントは、もはや疲労の限界だった。

年末年始をはさんだ仕事で100%を力を出し切ることができず、やや悔いもあるが、おもしろい仕事ではあった。社会環境の流れをどう「力」に変えていくかという提案ができたと思っているが、果たしてどこまでクライアントの期待に応えられただろうか。

企業が求めるスピード感はますます速くなっていくことは間違いなさそうだ。グローバル化とe-mailで、世の中は24時間働き続けるようになってきたと思ってはいたが、その流れはますます加速し、私のようなフリーランスはもちろん、企業にとっての仕入先や関係性として立場の弱い者は、今まで以上に人が働かない時間に働いていく形が進むのではないかと危惧することにもなった。