2015年6月30日

未知の未来が待っているけど、逆らわず落ち着いて・・・

未知の未来が待っているようですが、逆らわず落ち着いて対処していきたいものです。

これは、80代の母が80代の叔母に宛てて打ったメールの結びの言葉だ。

私の父は80代後半。母は今年80代に突入したので、二人とも80代になった

父は5人兄弟(姉妹)で、定期的に「きょうだい会」と称して、
兄弟姉妹とその連れ合いが集っていた。
皆、現役を退き、子どもたちもほぼ独立し、時間的には余裕があり、
しかも長寿家系なのか兄弟姉妹が全員元気なので、年に1回の恒例行事となった。
年老いた夫婦が各々連れだって、各々が自宅から公共交通機関を使って1~2時間かけて都心に集まり、おいしいものを食べながらの近況報告のおしゃべりだ(ったらしい)。

父は長男なので、この行事への思い入れが強かった。
けれどもさすがに高齢になり、ここ5年くらいは途絶えがちだった(ようだ)。

それが、どんなきっかけがあったのかは知らないが、
数年ぶりに父の妹夫婦(私にとっては叔母夫婦)が我が家を訪ねてきた。

両親はその日をとても楽しみにしていたので、
翌日私はその話を聞こうかと、両親に電話をかけてみた。

数年前の若々しく元気だった頃の記憶が強かったせいか、
父は叔父の年老いた様子に衝撃を受けていた。

叔父は、父と同世代だ。
足元がふらつき、歩くスピードが遅くなったことに自分の老いを感じ、イラついていた父だったが、叔父の様子を見て、自分だけじゃないことをまざまざと知る機会になったようだ。
叔父も80歳を超え、父よりも歩くスピードが遅くなり、フラフラと転びそうになりながら注意深く歩いていた、と言う。

両親の家は東京の北西部。
叔母夫婦の家は神奈川県。
電車とバスを乗り継いで、両親宅においでになった。

「いやいや、乗り換えが大変でしたよ。」と叔父が笑って語ったそうだが、
我が家では、父はもはや電車で遠出は困難と、本人も私たち家族も考えていただけに、
その心意気に頭が下がる。

ちょっと会わないうちにこんなにも老いるなんて・・・・・!

人にもよるだろうが、80代の5年間の変化は、目に見えて明らかだったようだ。
叔母夫婦の様子は、私の両親を大いに驚かせたようだが、
おそらく叔母夫婦も、私の両親を見て同じように感じたのではないかと思う。

私が両親に電話をしたとき、
母は叔母に「よく来てくださった」という御礼の気持ちをメールで送ったばかりだと言った。
「どんなメールを送ったの?」と聞いたら、母は読み上げた。
そのメールの結びの言葉が、冒頭の一文である。

未知の未来が待っているようですが、逆らわず落ち着いて対処していきたいものです。

想像もしない老い、あるいは予想外の元気さ・・・
すべて未知の未来である。

母としては、
どんな未来かはわからないけれど、
逆らわず、「なるようになる」「ケセラケセラ」で行きたいものだ、と思っていたことを
娘の私は知ることになった。

母は、いろいろなことに思い悩み、キリキリイライラする質で周りを困らせるところがある。
が、母自身がそう思っていると知ることで、多少は受け入れられそうである(苦笑)。
私にもそのDNAが受け継がれているのだろうし、老いというのはそういうことなのかもしれない。

未知の未来に、逆らわず、落ち着いて。

未来をデザインする、夢を描く、目標を設定する、・・・・そういうことが声高に叫ばれる今の時代に、母の言葉は、私にとって新鮮に感じられた。





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2015年6月26日

医療だけじゃない。いろんな場面にセカンドオピニオンがほしい。

医療の分野で、セカンドオピニオンはもはや常識。
診断に使用できなかったり、確信を得たかったり、
別の意見を聞きたかったりすれば、セカンドオピニオンを探す。
セカンドオピニオンを受けて納得し、セカンドオピニオン費用を払う。

だけど、医療じゃない分野でそういう世界ってあまりない。

既にお願いしようとしている業者が(内心)決まっていて、
だけどそこが出す見積が適正なのかどうか?
自分のニーズにフィットしているのかどうか?
そこが言っている通りに契約しても大丈夫なのかどうか?

例えば保険。
例えば不動産売買。
例えば相続。
例えば・・・・

お願いしている業者さんや、
お願いしている人を信用するかどうかだ、と一般的には言われがちだ。
だけど、いくら信用していても、なんせ知らない世界のことはよくわからない。
そんな時に、
できれば事情に詳しい人にちょっと聞いてみたいとは思わないだろうか。
私は・・・・、思う。
別に疑っているわけじゃない。
ただ、客観的に見てどうなのか、ほかの意見も聞いてみたいのだ。

もし事情の詳しい人に聞いてみて、
「大丈夫。」と言われれば安心できる。
さらに「いい人にお願いしてよかったね。」など言ってもらえれば、
どんなに安心して前に進めることだろうか。

そういう知り合いがいる人だったらいい。
知り合いに、「ちょっと教えてくれますか?」と聞けばいいんだから。
でも誰もがそうではないだろう。

そういう知り合いがいつもいるとは限らない。
むしろ事情に詳しい知り合いがいない場合のほうが多いのではないか。
あるいは、誰に聞いたらいいかわからないということだってあるだろう。

最近私の身の回りで、不動産関連でちょっと悩ましいことがあり、
業者さんに相談しようと思った。
1社では不安だから複数の業者さんに相談し、それぞれから提案をもらい、
その中で最も私が良いと思った業者さんと話を進めようと思った。

それでも、ふと頭をかすめたのだ。
私のこの判断に間違いはないかな?と。
事情に詳しい人に聞いてみたくなったのだ。

幸い、私はエンディングノートに関わっているため、
相続に関わる場面で仕事をする人が多い。
しかも立派な先生ばかりだ。
そのため、当然ながら不動産に関わる人もいらっしゃる。

私の相談はちっぽけな話で恐縮ではあったのだが、
勇気を出して相談してみると、最近の流れや社会の傾向も踏まえて、
実に的確なアドバイスがすぐに返ってきた。

さすが、専門家!
これこそがセカンドオピニオンの価値だ。
だけどその方にとっては、この程度はことは別に・・・ということだそうで
私は感謝感謝なのだが御礼のしようもなく、大恐縮である。

もしもそういう専門家さんとのご縁がなかったからどうするだろう?
誰にも聞きようもなく、自分の判断に間違いないか一生懸命調べること、
もしくは業者さんの言うことを全面的に信用する、・・・・そうせざるを得ないのではないか。

暮らしのセカンドオピニオンがほしい。
専門家さんの中には、初回の相談は無料で応じる方が多いけれど、
それはすべてその次の段階では有料でお願いすることが前提の話だ。
そうではなく、セカンドオピニオンがほしい。
セカンドオピニオンとして、高額は無理でも多少アドバイス料が設定されていたら、
恐縮することなく、遠慮することなく、いろいろ聞けるメリットもあるはずだ。

すべての世界に知り合いを持つなんて、やっぱり難しいに決まっているのだから。



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2015年6月24日

NHKあさイチの朝ドラ受け是非で、自分の生き方について考えてみたこと

私がここで書きたいのは、周りの反応によって、自分が受ける影響についての話。
周りがどう反応するかによって、え?!となって、
止まったり、 狼狽したり、傷ついたり、無視したり、戦ったり・・・

NHK「あさイチ」を見ない人には意味不明な話だろうから、ちょっと説明しよう。

NHK、「あさイチ」は朝ドラの直後の番組。
昔は民放局の朝のワイドショーの激戦時間帯だが、数年前から同時間帯ではぶっちぎりの視聴率、人気番組だ。
その特徴のひとつとして、直前番組の朝ドラ受けがある。

「朝イチ」の有働アナウンサーとイノッチ、柳澤キャスターが、本番前に「朝ドラ」を熱心に視聴し、
その一視聴者として「朝イチ」スタート時にその日のセリフや、登場人物について感想を言い合う。

それが6月22日の「あさイチ!」で、「朝ドラ」受けがないまま、番組が始まった。
そうしたら6月23日の「あさイチ」で、視聴者から番組に不満の声が寄せられたのだ。

私も、たしかに昨日はあれ?!と思ったし、実際、ネット上でも話題になっていた。

たとえばこちらのブログ「にんじ報告」
http://blog.livedoor.jp/ninji/archives/44513256.html


この視聴者からの反応に対して、
今日番組の中で有働さんが、「え~?!」「だって・・・」と困っていた。

朝ドラ受けしない方がいい、という声があるから、
でも、・・・

いろいろ言い訳を言いながら、有働さんは戸惑いを隠さずにいた。

一方で、イノッチは全然違う反応をした。
いいの、いいの、ルールなんかないんだから」と、
ケロッとしていたのだ。


そう。
私たちは周りの人がいろいろ言うと、その反応を見て(聞いて)とても戸惑ってしまう。
これでよかったんだろうか。
やめたほうがよかったのか。
もっと違うやり方があっただろうか。

やってしまった後だから、もうしょうがないんだけど、
ああすればよかった、どうしよう、といろいろ思い悩むものだ。
気にする。
イジイジしてしまう。

一方で、イノッチのように何を言われたって「関係ない」と思える時もある。
別にいいじゃん。
関係ない。
何言われたって、言わせておけばいい。
それは私のルールだもの。
・・・言われたってサバサバしている。
気にしない。

いつもイノッチのように後者のような姿勢で生きていられればいい。
すごく楽だろう。
けれど、なかなかそうはいかないのが現実だ。

有働さんも、ふだんはサバサバしていて全然気にしない、平気そうな人に見えるのだけれど、そういう声が来て戸惑っている。

私自身をふり返ると、有働さんのようにイジイジする時の方が多い。
だから昨日の有働さんを見て有働さんに親近感を感じ、
前とより有働さんを好きになったわけではあるけど(笑)、
でも、私がいつもイジイジするわけではない。
時にはイノッチのように、そんなの関係ない!って言える時だってある。
その違いは一体何なんだろう?!

それが分かれば自分にそういうスイッチを入れられる。
思うにそれは・・・・、

その時の自分の心が自立(自律)しているかどうか、

そのことについてどれだけ意識してやっているか、自信があるか、

余裕があるかどうか、

が影響している気がする。

自分の心が自立(自律)しているかどうかというのは、
自分の足で立っていて、自分でコントロールができるかどうか。
例えば精神的に自立、自律しているか。
例えば肉体的に自立、自律しているか。
例えば経済的に自立、自律しているか。

そのことについてどれだけ意識してやっているか、自信があるかというのは、
例えば今回のことなら、意識して「朝ドラ」受けをやらなかったのかどうか、
やらないとに自信を持っていたかどうか。

余裕があるかどうか、というのは
例えば精神的に余裕があるか(疲れていないか)、
肉体的に余裕があるか、経済的に余裕があるか。

周りはいつだって勝手だ。
好きなことを言う。
だから私たちは(「私は」?)振り回されてしまいがち。

そこで止まったり、 狼狽したり、傷ついたり、無視したり、戦ったりするけれど、
できればイノッチみたいに、
いいの、いいの、ルールなんかないんだから」と、
ケロッとしていたいものである。

かと言って、決して有働さんが自立(自律)していないとか、
自信がないとか、余裕がないとかいう意味ではない。
そうやって戸惑っている有働さんに共感し、親近感を覚える自分を思えば、
そうやってジタバタすることにも十分価値があると思える。
そんなことを、「あさイチ」をきっかけにふと考えた。

さて、今日の「あさイチ」では朝ドラ受けをするかどうか・・・?!
有働さんはどう出るかな?
私自身に是非はないけれど、気になるところである(笑)。




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2015年6月18日

自分らしい「いい顔」、生きざまが表われた「いい顔」とは、どんな顔なのか?

私が、人の顔・顔つきにこだわり始めて、たぶん20年くらいになると思う。

目鼻立ちがいいかどうかではないところで、
この人、いい顔してるなあ。
しばらく見ないうちに顔つきが変わった。
・・・と思うことが増えてきたのが、たぶん20年くらい前からなのだ。

そこから遺影に対しても興味を持つようになり、
私がエンディングノートに出会ったことは、たびたび書いている通りだ。

さて、私が
「いい顔」と定義するのは、心惹かれる顔のこと。
魅力的な顔のこと。
「この人、いい顔してるなあ」と思わず唸ってしまうような。
知らない人さえも心を動かされるような。
それはニコパチ顔とは少し違う。

そういう顔にはそれまでの人生が滲み出ている。
ただの綺麗な顔とは違う「何か」がある。

そういう顔になるには、いったい何が必要なのか。

人はどんな時にいい顔になるのだろうか?

生きざまが表われた顔とはどういう顔なのか?

生きざまと顔の関係~自分の顔について考える~」だった。

いい顔とは?
楽しい時の顔、
幸せを感じている顔、
何かを達成した顔、・・・

生きざまが表われた顔とは?
カッコつけてない顔、
没頭している顔
深いしわ、
見る側の感じ方、・・・・




講座の中では、参加者から出てきた「いい顔」「生きざまが表われた顔」についてのいろいろな意見を受け、私からの提案をする。
  いい顔になるために必要なのは何か。
  自分らしい生きざまが表われる顔は、**で育てられる。・・・

今の顔は今までの生き方が表れる。
ということは、今の生き方が将来の顔のモトになるのだ

事前の宿題だった「自分らしい顔を探し、その写真を持参すること」を
最後に参加者さんと確認したのだが、
20年前から今までの「いい顔」写真をいくつか探して持参してきた参加者さんがいた。
それを見て、ご本人も、参加者さんも、もちろん私も、一同で納得。
顔には生き方が表われる、って机上の空論じゃない。

顔は正直だ。
いつだって、生き方が問われている。



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2015年6月17日

アラフィフ(50歳前後)でエンディングノートに出会うからこそ、見えてくること

私は、年齢を重ねた顔や顔つきに興味を持ったことがきっかけで、40代のときにエンディングノートに出会った。
顔の究極は遺影だと思ったからだ。
まだ世の中でエンディングノートがあまり知られていない頃のことだ。

エンディングノートを開いてみたら、そこにはその人らしい「いい顔」になるためのポイントが詰まっていると感じた。
いろいろなエンディングノートを集め、眺め、読んでみて、実際に書いてみながら、エンディングノートについていろいろ考えるようになったが、実際に書いている人は極端に少ないという現実がある。
拙著(下記)は、そういう書けない人の視点から書いた(つもり)。



エンディングノートにある項目は、普段あまり考えないことだけど、大事そう(?)なことが多い。

できればきちんと書いた方がいいだろうけど、どう書いたらいいか、よくわからない。
難しい。
今、書かなくてもいいだろう。まあ、そのうち。
できればそんなことは書きたくない、避けたい。
・・・そういう声をよく聞く。
私自身も、初めて見たときにそう思った。

確かに一人で向き合うのは大変だ。

だけど、若くしてエンディングノートに出会うからこそ、見えることがある。
若くして出会うと、楽しく向き合えることもある。

そんなこと、考えたこともなかった。

私って意外にここまでよく頑張ってきた。

家のこと、実は全然知らなかった~!

親にいろいろ聞いておこう。

エンディングノートというと、どうしても高齢者のものと思われがちだ。
実際、興味を示すのはもっと高齢の方が多い。

だけど、50歳前後の人がエンディングノートに出会って思うことと、
高齢者がエンディングノートに出会って思うこととは、ちょっと違う。

50歳となると、人生の折り返し地点を過ぎつつあることは意識するけど、
自分の人生が残り僅かとは、まず思ってはいない。
だけど、身近で死と隣り合わせなことがあると、
急に「死」を意識するようになる年頃でもある。
でも、きっかけがないとその種のことはあまり何も考えない人がほとんどだろう。
わからないことに気づいてすらいないかもしれない。

そういうアラフィフ(50歳前後)がエンディングノートを開くと、
人生には終わりがあるということを、まず頭で理解し、そのうちに心で少しづつ理解していくのだ。

今の時代はほとんどが核家族なので、
少し考えてみると、自分が知らないことがとてもいっぱいあることに気づく。
自分をいたわりたくなる。
親に感謝するようになる。

実際のところ、高齢でエンディングノートに出会った人は
もっと早くエンディングノートに出会っていれば、○○ができた、
と思うことがきっと多いのではないだろうか、と思う。

拙著をきっかけに、昨年4月からスタートしている毎月のエンディングノート講座では、
エンディングノートを使って生き方を考えていく。
結果的にはリスク管理につながるのだが、それは自分が何を大事にして生きていくのかを再確認していく作業でもある。
それによって、「今」「これから」を丁寧に生きていける。

年齢を重ねれば重ねるほど、成り行きや勢いだけでは進めなくなる。
そこにいろいろな問題が降りかかってくる。
だから自分は何を大事にして生きていくのかが重要になっていくのだと思う。

毎月1回開催の会員制講座で、参加者は40代から。
毎回設定されたテーマについて深堀しています。

詳細はこちら。
トラベシアのエンディングノート講座
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2015年6月12日

もしも今、親が認知症と診断されたら・・・・?

親とは別に暮らしている。
日常的に仕事も忙しいし、自分自身の生活や時間もあるので、
親の家には2~3か月に1回くらい、訪ねる程度・・・・。
でも親がだんだん年をとり、弱ってきたなと感じることが多くなってきた。

~そんな生活をしているときに、突然、親が認知症と診断されたら、どうするだろう?!

芸能人の認知症が公表され、NHKが認知症キャンペーンを行い、
認知症関連のニュースが増えてきた。
自分自身も、もの忘れがひどくなってきた。
人の名前が出てこなくなったり、家を出てから忘れ物を思い出してすぐに取りに戻ったり。
認知症になったらどうしよう?!
正直な気持ち、認知症は怖い・・・と思ってしまう。

親は大丈夫だろうか?
親がもし認知症になったらどうしよう?
親のところで暮らさなくてはいけないだろうか?
私の生活はどう変わるのだろう?

最近、そういう声を聞くことが多くなってきた。
私自身も、もちろん他人事ではない。

エンディングノートには、必ず介護に関する項目が出てくる。

自分が介護状態になったらどうしてほしいいですか?

そんなこと聞かれても、どうなるかがわからないから、どうしたいかわからない、
ということはないだろうか。
認知症と介護は別のことではある。
どういう経緯で介護状態になるかはいろいろだけれど、認知症はその一つだ。


「もしも今、親(または配偶者)が認知症と診断されたら」。

もしも今、親(または配偶者)が認知症と診断されたら、あなたはどうしますか?

今のあなたの仕事をどうしますか?

あなたの暮らし、住まいはどうしますか?

怖い、怖いと煽りすぎですよねぇ、と笑う専門家(ケアマネージャー)をお招きし、
現場情報をきちんと知り、
各々が自分自身の生き方や、親のことを一緒に実際に考えてみる。

詳しい人から現場情報を教えてもらうと考えやすくなるし、
人と一緒に考えてみると、新しい視点も広がる。

毎月開催で、少人数の和やかに話し合える会員制講座ですが、
体験参加も受付中です。


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2015年6月10日

苦しい時、行き詰まった時にこそ、考えること、大事にすること

会社を辞めて、個人で仕事をするようになってもうすぐ8年になる。

その間にリーマンショックがあり、東日本大震災があった。
いろいろあったし、決して順風満帆だったとは言い難い。
肉体的にも精神的にも追い詰められること、しばしばだ(苦笑)。

私が会社を辞めた理由を一言で言うとすれば、「愛のある仕事がしたい」と思ったからだった。
こういう表現をするのはかなり恥ずかしいんだけど、
この「愛のある仕事がしたい」・・・・それが私の原点なのに、仕事が行き詰まったり苦しくなると、その原点を忘れてしまう。

ジタバタせずにケロッと仕事をしている人を、私はカッコいいと思っていた時期がある。
そういう人は大体私より若い世代で、しかも優秀だから、悔しいけどカッコいいと思うのだが、
そういう人が「仕事に愛はいらない」とサラッと言ってのけたりする。

私は、その人をカッコいいと思いながらも、そう言われるとどこか違和感を感じていた。
私は、違うよなあ。
カッコよくなれなくても、やっぱり愛のある仕事がしたいよなあ。

私が言う「愛のある仕事」とは、
自社の商品が好き、サービスを提供することが好き、と思っている人との仕事、という意味だ。
どんなにいい商品でも、仕事する人がそれを愛しているかどうか。
そこが私にとっては結構大事で、私はそういう人と仕事がしたいと強く願っていた。
できればそういう人とだけ仕事したい、と。
私もそういう人のためなら、愛情をいっぱい注げる。

けれど、会社の仕事はなかなかそうはいかないから・・・辞めた。
現実的な会社を辞める理由はもっともっといろいろあったのだけど、
突き詰めてしまえば、これが理由だったような気がするのだ。

それなのに、いつのまにかその時の気持ちを忘れている。
特に苦しくなると、本来の目的、本当の自分の気持ちを忘れてしまう。
今、目の前のことばかりを追いかけ、なんのために頑張っているのかまで居失ってしまうことがある。

私が会社員だった時代から尊敬していたブランドコンサルタントの水野与志朗さんが、仕事が苦しかった時のことを最近メルマガで書いていた。

しかしいま思うと、この時期こそ本当にインプットが出来た時期だったと思います。
ブランディングやビジネスの話ではなく「人生はどのように動くのか」「視点が認識を作るとはどういうことか」「思考、言葉、行動がもたらす現実とは何か」「豊かさや富とはどのようなしくみになっているのか」「豊かであるとはどういうことか」「成功とは何か」そして「幸せとは何か」について多くを学べた時期でした。

尊敬する人もそうか。
どんな人でも、苦しい時がある。
でもそういう時にこそ学べることがたくさんある。

いざとなったら私、スマイル0円でマックで働くから。
そう思えばなんだってできる。
自分が目指す形でやりたいから会社を辞めるの。

会社を辞める時、私はそう言っていたことをすっかり忘れていた。


日々に流され、怠けもおになり、いつのまにか楽な方に楽な方に流され、
気づけば楽しくワクワクすることすらも忘れている。
最近読んだブログで改めて思い出させてもらった。

マックでバイトしても、その仕事やりたいですか?
http://rainbowplanet-earth.com/blog/20150609/


自分の原点とは何か。
苦しい時こそ、行き詰まった時にこそ、原点を再確認し、ジタバタしながらも学ぶ時期なのだね。



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2015年6月8日

地域の高齢者コミュニティに初めて参加する人は、本当は渋々・・・?!  でも、来れば皆さん意外に楽しそう。私も力をもらえます。

地域の高齢者が集まる場に、去年から時々うかがうようにしている。
社協(社会福祉協議会)が月に1回開催する場だ。

毎月自宅に来る回覧板の中にお知らせが入っていた。
皆さんお気軽にどうぞ、と。
でも、なかなか行けるものじゃないだろう・・・
そう思いながら、眺めていた。

我が家が今の場所に住んで約15年。
マンション住まいではないので、向こう3軒両隣くらいのおつきあいはあるが、
それでも地域のことをよく知ってるとはとても言えない。
子どももいないし、私はずっと外で働いてきたことも、おそらく影響しているのだろう。

会社勤めが長い男性は、定年退職後地域デビューができないという話はよく耳にするけれど、男だけじゃない。
私自身も他人事ではない。

いつかは地域に・・・そんな思いを抱き、時間も少しできたし、勇気を持って(笑)
地域の高齢者が集まる場に行ってみたのが、今から約1年前だった。
やってくるのは、70代、80代、90代・・・・ほとんどが女性だ。
そして皆、とってもお元気。
60代の女性たちがスタッフとして運営している。
スタッフには民生委員をやっている方も多い。

初めて行った時、私は見学目的の参加者だったけれど、
いざ行ってみたら、私と同世代の人は一人もおらず、私がかなり浮いていた。
高齢者のつまりなんだから、当然といえば当然。

すぐにリーダー格の人から、よかったら手伝わないかと声をかけられ、
それ以来、時間がある時に時々顔を出している。

それは、地域に暮らす高齢者のための場であるだけでなく、
高齢者の様子を地域が把握する場にもなっていた。

近隣の高齢者同士が互いの顔を知る。
元気かどうかを確認する。

特に一人暮らしの高齢者が増えてきた今の時代、
社協として個別に訪問するだけでなく高齢者が自らこういう場に来てもらうことで
地域で支えていこうという取り組みなのである。
目指すのは、住みやすい地域、安心な地域だ。

月1回のその場では、簡単なストレッチや体操をしたり、おしゃべりをしたり、
難しい漢字の読み方クイズや頭の体操をしたり、
トランプなどのカードゲームをしたり、歌を歌ったり・・・・

約2時間の間で、毎回スタッフが趣向を凝らし、いろいろなことをする。

参加者の中には、これをきっかけに親しくなったお仲間もあるようだし、
月に1度会うことで近況報告をし合う方々もいる。

それに加えて毎回、初参加の方が1~2名いらっしゃる。
ほとんどが、社協や民生委員、近所の人、家に出入りするケアマネジャー等々
の勧めでやってくる方々だ。
そういう方々は皆さん同様に
「再三言われて渋々来た」
「前から知ってたけど、あまり気が進まなかった」
とおっしゃる。
皆さん、行きたくて行きたくて楽しみにしてやっと来る、というわけではないのだ。
だけど、いざ参加してみると
「意外に楽しくて」
「いざという時に安心だから」
「いろいろ気にしてくれてありがたい」
と時々顔を出すようになり、元気であれば毎月来るようになる方が多い。

先日も初めて参加した人がおっしゃった。

今年の12月に80歳になります。
会社を辞めて悠悠自適生活を15年してきた。
まだ行かなくてもいい、80歳になってから行こうと思っていて
あと半年あるけど、オススメもあったので来ました (79歳男性)

ずっと教員をやっていました。
随分前から昔の生徒の保護者からのススメがあったけれど、どうも気が進まなかった。
でも、せっかく声をかけてくれるのに失礼だし・・・ (70代 女性)

気持ちは少しわかる気がする。
見学目的だった私ですら、ちょっと見に行くだけなのにすごく勇気が必要だった。
あまりよく知らない人たちの中に飛び込んでいく、
何をやっているのかわからないところに行く、というのは
どんな人でも腰が引けるものであろう。

ましてや、高齢者のための会に誘われる、何度も誘われ続けるのだから、
自分が心配される側に入ったことを感じるだろう。
年齢は頭ではわかっていても、
それを自分でしっかり認めざるを得ない状況に置かれることになるのだから、
気が進まないのも仕方がない。

世の中で高齢者コミュニティの重要性が叫ばれながらも、
そういうものがあまり広がっていかないのは、こういう気の進まない感じ、
イメージがあるからだと思う。

最初から行きたくなるような仕掛け、イメージづくり、ムードメイクは
とても大事な気がする。

それでも、何回か参加するうちに、
元気をもらったり楽しい話が聞けたりすることが、あるのではないだろうか。
私は自分自身が高齢者として参加しているわけではないが、
それでもお茶を飲み、お菓子を食べながら、
大先輩たちのお話を聞く時間は楽しい。お話を聞いて元気をもらえる。

Yさんは、
90歳を超えてからボケ防止のために何かやろうと思い、麻雀を始めた
のだそうだ。
ルールを覚えるのにはちょっと時間がかかったけど、
定期的にやるようになっていったと言う。
だけど、1回に3,000円、5,000円とかかるようでは、
毎日楽しむには少し無理がある。
そこで安く遊べるところをいろいろ探し、
見つかった場所は少し遠いけどそこまで歩いていき・・・、
~そんな話を聞いたのは半年前のことだった。

「その後、麻雀はいかがですか?」と、先日行った時にYさんに声をかけたら、
あぁ、もう麻雀やめたのよ」とあっさりとおっしゃった。
え?!

麻雀は楽しいけど、時間がかかって・・・
たまにやるのはいいだろうけど、時間がもったいなくて・・・・
その分、もっといろいろなことができるんじゃないかと思ってやめたの。
やりたいことをし損ねちゃうでしょ。
もったいないじゃない?

そう話したYさんは、今、御年94歳。
背筋がピンとして、何事もテキパキとして、口調も早くてハッキリ。
Yさんは麻雀をやめた時間で、もっともっとやりたいことをしているのだ。
いったい何をしておられるのだろう。

こういう話を聞くと、私は本当に怠け者だと思う。

この時間で、もっといろいろなことができる・・・
やりたいことをし損ねたらもったいない・・・

そういう気持ちをずっと持ち続けていられたら、なんと素敵なことだろう。
私が90歳を超えたとき、そういう気持ちを持ち続けていられるだろうか。

素敵な大先輩に会えるのは楽しい。
自分のヒヨッコさに笑ってしまうと同時に、希望に満ちた気持ちで。
「オイ、もっとガンバレ!」と自分に対して言いたくなる。

今度Yさんに会ったら、麻雀をやめた時間で何をしているのかを聞いてみよう。
益々、私は希望をもらえそうな気がする。






 6月10日 生きざまと顔の関係 自分の顔について考える。



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 7/10(金)19:15~ 東京千代田区で。
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2015年6月5日

できるようになるために必要なこと

何かを始めるとき、多分誰でも自分の中で、それができるようになった状態をイメージするのではないだろうか。
(え?そんなことないって人もいるかもしれないけど、私の場合はそうです…)

例えば英会話を習う時、今はしゃべれないけど、始めるときはペラペラしゃべれるようになることを願い、きっとそうなる自分をイメージしてがんばろうと思う。

例えば楽器。
習う時には全然弾けなくても、弾けるようになりたくて習う。
その時、弾けるようになっている自分を勝手にイメージしている。

そういうイメージは大事なことだろうけど、やっぱり練習しないとうまくならない。
残念ながら、一足飛びにそういうイメージした自分にはならない。
ほとんどの人がそれでイヤになってやめちゃうのだ。
だけど、よっぽどの天才でない限り、誰だってコツコツ努力をしているのは間違いない事実だ。

老若男女にピアノを教えている友人から、まさに同じような話を聞いた。

ピアノを始めようと思う。・・・それ自体はすばらしいこと。
早く上手になりたい。・・・その気持ちもわかる。

だけど、始めたからと言って、練習しなくても弾けるようになるわけではない、と。
一方で、全然弾けない人であったとしても、毎日毎日少しづつ、コツコツ努力する人は、必ず弾けるようになる、と。


ピアノを始めたいと訪ねてきた80歳の男性は、すでに指が固まってしまっており、全然動かなかったと言う。
だけど、少しづつではあるけど着実に弾けるようになっていったそうだ。
その男性は、やっとピアノを始めることができた、そういう環境が整ったという嬉しさから、毎日の練習を欠かさなかったから。

彼女は、
練習をすればするだけ、努力した分、必ず上手になっていく
というプロセスを、今までに数えきれないくらい見てきたと笑う。

レッスンに来ないよりは来る方がいい。
レッスンに来るだけでなく家でも練習する方がいい。

私は、何かをやっているとき、しばしば、ひそかに急にできるようになってたらいいのになあ、と空想の世界に浸ることがある。

急に英会話ができるようになっているワタシ。
急にピアノが上手に弾けるようになっているワタシ。
急に・・・

努力しなければそうはならない。
だけど、オトナになるとなかなかできないぶざまな姿を人に見られたくない
というちっぽけなプライドも手伝い、頑張る根気が続かなくなりがち。

80歳の男性にピアノを教えている彼女の話は、当たり前のことを教えてくれる。

そう、
努力は裏切らない。

どんなことでもきっと・・・。
自戒を込めて書いておこう。





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2015年6月4日

できないことができること、知らなかった世界の入口に立つことは、これからの人生が開けていく瞬間

新聞や雑誌など紙を読む人がどんどん減っている。
今や、ほとんどの情報はネット上にある。
メーカーも、行政からの情報も、「詳しくはホームページで」。

だけど、世の中は少子高齢化。
高齢者が5人に一人、4人に一人の時代に入った。
現実に高齢者がたくさんいるのである。
結果的に、ネット上の情報に辿り着けない人が多い。

だからシニア層に向けて、iPadやスマホを使えるようにするための講座を展開している人がいる。
NPO法人シニアSOHO世田谷の代表理事、山根明さん。
昭和10年生まれの80歳だ。


約20年前、マネージャークラスは概ね自分でほとんどパソコン操作はできず、
必要な時は部下にやってもらっていた。
定年退職目前の山根さんにとってもそれは同じで、パソコンは見るだけ。
資料作りは部下にお願いしなくてはならない。
けれど部下も忙しくて、なかなかお願いしてすぐにというわけにはいかない。
仕方がないから山根さんはデータの数字は、電卓片手に手書きで書きこんでいた。
けれどこれは無駄だと思い、パソコンを習いたくてパソコンスクールに行ったのが、今の山根さんの始まりだ。

そのパソコンスクールで山根さんは、
84歳の女性が12時間でメールとインターネットを習得するのを間近で見る。
今から20年前のことだ。
その女性は大学教授の奥さまで、ご自身が若い頃英語教育を受けていた。
だからできたのだろう、と言う。

会社を退職後、山根さんは教える側になってパソコンスクールをスタートした。
シニア向けにわかりやすく教えるパソコンスクールだ。
それでも、ローマ字入力がデフォルトのパソコンは、
やはりシニア世代には、なかなかハードルは高く、かつて受けた教育によって習得に差が出ることも多かったという。

それから十数年がたち、iPadが出てきたとき、これだ!と思ったそうだ。
iPadなら、シニアでも20分で習得できる、と。
銀行のATM、電車の券売機・・・・タッチパネルなら日常的にやらされているから、
シニアの抵抗感も薄いだろうとも思ったのだそうだ。

シニアの皆さんがiPadで必要なのは、メールとインターネット。
それだけで十分。

山根さんはそう言い切る。
大事なのはコミュニケーションツールとして使えるかどうか。
コミュニケーションが取れれば、つながりが広がる。深まる。
さらに調べたいことが調べられるかどうか。
シニアが行政に「詳しくはホームページで」と言われて、パソコンに縁のないシニアは見に行けない。
見に行けるようになれば、それだけでぐっと世界が広がる。

仕事で使うわけじゃないのだから、ワードやエクセルができるようになったところで意味がない。
だったら、パソコンである必要がない。

まずは触ってみないと・・・・ということで無料体験会をスタートした。
そのためにその場で触ってもらうためのiPadを多数買い揃えた。
総務省のビジネス起業コンペで優秀賞などで獲得した賞金がその元手になった。

現在、山根さんはあちこちでシニア向けのタブレット講習会を行っている。
アクティブシニアを増やしていくことが山根さんの狙いである。

山根さんが受講生にいつも言うことがある。

赤ちゃんは泣くのが仕事、と言われるように、
 高齢者は、忘れるのが仕事です。いくら忘れたっていいんです。
 忘れれば、またここで聞けばいいんだから。

そう言われるから、受講生もわからなくなって行きづらくなる、ということもなく、
安心して通うことが出来る。

山根さんが届けているのは「安心」なのだと言う。

スクールに通う上での不安がない=安心。
それに加えて、情報を集めるためのツール、双方向で情報交換するためのツールがあれば、いざという時に「安心」だ。
コミュニケーションをとるための手段があるということは「安心」できるということそのもの。

実際に教えていて一番嬉しいのは、受講生が感動するのを目の当たりにする時だそうだ。
「できたー!」という大きな声とともに感動する姿だ。

見学に来てみなさいよ。
もう、大騒ぎですよ。
すごく賑やか。

こういう姿を見ると、山根さんは、教えてよかった!と思うと言う。
それはまさに人生に触れ合う瞬間だ、と。
シニアの人たちが、今まで知らなかった世界の入口に立ち、これからの人生が開けていくであろう瞬間だ、と。

インタ―ネットの技術進歩はあまりに早く、年齢が高い世代はなかなか追いつけない。
団塊世代より下は、パソコンに触ったことがない人はだいぶ少なくなってきた。
それでも、スキルの格差は想像以上だ。
普通のコミュニケーションから取り残され、知りたい情報にもたどり着けない人はまだまだたくさんいる。

山根さんは、かつては山根さんの先輩世代に教えていたけれど、
今では同世代や山根さんより下の世代にも教える。
高齢化時代の今、山根さんの存在価値は大きい。

シニアのための・・・と言っても、こういう講座にやってくる多数派は女性たち。
問題はシニア男性の引きこもりなんですよ」と、さらなる興味深いお話も飛び出した。
これについては、また別の機会に書こうと思う。




 6月10日 生きざまと顔の関係 自分の顔について考える。
 7月 8日 もしも親(配偶者)が認知症と診断されたら。
 8月19日 ココロの整理とモノの整理


セミナー「マイナンバー制度を知る」 東京・神保町にて。
 7月10日 マイナンバー制度とは?
       (制度の背景、概容、メリットとデメリット、導入スケジュール他)
      参加お申し込みはこちらから。      




   

2015年6月3日

マイナンバー制度って、つまりどうなる? 大丈夫? いいことある?

前々から始まるよ~マイナンバー制度…とは言われていたけれど、
ここのところ俄かにメディアを賑わすようになってきた。

けれど、実際のところよくわからない。
国に管理される?! 何でも丸見えになる?! 意外に使える?! 仕事になる?
・・・そんなことを考えていたら、中小企業経営者さん向けにマイナンバー制度についてお話している社労士さんがいた。
よく知っている社労士さんで、ママさんの復職支援に熱心で、従業員の気持ちを大事にする人、難解な話を分かりやすく説明してくれる。

大企業では少しづつ対応を検討し始めていると言われているが、それでもまだまだ様子見のところも多いと言う。
やっぱり実際のところ、よくわからないのではないか。
だから中小企業の経営者たちも、きっと彼女に話を聞くのだろう。
これは、私も聞きたいなと思った。

いったい私の生活はどう変わるんだろう?
何が楽チンになるのか?
何に気をつけたらいいのか・・・?!

特に私の場合は、個人事業主。
私の仕事にはどんな影響が出るんだろう?
どんなビジネスチャンスが生まれるんだろう?
企業とは違う「何か」があるのかどうか・・・気になる。
けど、どうやって勉強すればいいか、1から勉強するのは面倒だし・・・

そんなことをフェイスブックで書いたら、同じように思っていた人がいた。

そこで!
セミナーを企画しました。
この際、私の周りにいるひとり社長さん、個人事業主・フリーランス、起業家の卵たちのための情報もたっぷり教えてもらおうと思います。

こちらをクリックするとご案内が見られます
セミナー「マイナンバー制度を知る」

内容
 ・マイナンバー制度とは?
   背景、制度の概容、メリットとデメリット、
   導入のスケジュール、罰則
 ・個人事業主・フリーランスにとっての影響と対策

【日時】
 7月10日(金)19:15~21:15

【場所】
 東京都千代田区にて

【講師】
 田邊雅子さん(横浜たなべ社労士事務所代表)
 特定社会保険労務士、2級キャリア・コンサルティング技能士

【参加費】
 3,000円(事前振込)※当日参加は3,500円

参加ご希望の方は、こちらからお申し込みください。
詳細場所等をご連絡します。