2009年3月15日

ひとりになった始まり

会社という組織の一員ではなく、もしも一人になったら何ができるか?
そんなことを長いこと悶々と考えながら、結局25年勤務した会社を辞めた。

会社は中堅(弱小?)総合広告代理店。
企画を経て営業に移り、プロデューサー的な動きをしてきた。
長年勤務の結果、多種多様な業種を経験できた。
今思うと、仕事は大好きだったし、会社を愛していたし、
会社の居心地もよかったし、 辞める必要などなにもなかったように思うのだが、
このまま継続の道ではなく、 違った道を歩みたい、という気持ちは
どうにも抑えられなかった。
自分がもしも二人いたら、間違いなく辞めることなく続けていたと思う。
会社員時代の得意先仕事はすべて会社に残し、一部の仕事に限り、
会社と協力する前提でその仕事を継続する、という会社との取り決めで
良好関係を保ちつつ退社。

一人になることで、不安半分期待半分。
そして、1年以上が過ぎた。

辞めてみたら、組織の一人ではない、という状況に今ひとつピンと来なくて、
最初の頃はしばらくペースがつかめなかった。
学校に通ってビジネスについて改めて勉強したりしながら、
かつての仕事関係で 親しくしていた事務所内に間借りする準備を始める一方、
自宅内に自分の 仕事用スペースも確保した。