2010年10月21日

Twitterで奏効すること、しないこと

今週の週刊ダイヤモンドの特集は、「頑張らない介護&安心の老人ホーム」。
週刊ダイヤモンド編集部は、以前Twitter特集をやった時にその前から編集部がつぶやきまくり、本誌発売で一気にフォロワーを増やし、しかもTwitter上でも編集内容に関連してかなり盛り上がったことがある。今回の、介護特集については、編集部が発売前からつぶやきまくっていたものの、意外と反応は鈍かった。私自身は個人的に特集内容にとても興味を持っていたので、やや意外感があった。
と思っていたら、この介護特集の週刊ダイヤモンド、2万部の重版が発売日翌日の火曜日に決定していた。これで書店着は土曜日。もはや次の号の発売直前だ。この号の売れ行きのスピードがとても速かったことがわかるし、例え次号の直前であったとしてもまだまだ行けるという自負もあったのだろう。
週刊ダイヤモンドは、「FREE」や「電子書籍」の特集の時にも、編集部発の情報からスタートし、その後Twitter上では、掲載内容に関連して、一般の人たちでかなり盛り上がっていた。Twutterが販促に大きく貢献していく様子が、リアルタイムでわかったものだ。Twitterは、販促ツールとしてとてもおもしろいツールの一つだと、その時改めて私は感じたのだが、それはついこの前のことだ。
しかし今回の介護特集の場合で考えると、やはり今までの層とは明らかに違う層が反応(購入)したことがよくわかる。特集が大きな個性になっている週刊ダイヤモンドだからこそ、このように号によって大きな違いが出てくるのだろう。それにしても今回の週刊ダイヤモンドを購入した人たちは、どこで情報を得たのだろう。重版と言うことだから、定期購読等の恒常的読者ではない、スポット読者がかなり多くいたはずで、それは本屋さんの平積みを見て衝動買いが多かった、ということになるのだろうか。
本屋さんに来る人(ネット書店ではなく)にとって、介護や老人ホームというテーマが、身近で関心の高いテーマだとも言えるのかもしれない。