2011年10月3日

情報弱者

Twitterなどのつぶやきで最近よく目にする情弱。
最近の言葉に疎い私は、「情弱って何?」と思っていたが、「情報弱者」のことらしい。

ある人のブログでは、こんな一文が書かれていた。
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このご時世にスマートフォンを持ってないとか、SNSを使っていないとか、クラウドとか使っていない、あるいはまったく使いこなせていないというのは実に滑稽な姿ですよね。
ガラケー(笑)とかマスメディア(笑)とかに依存してて、最新の情報デバイスを使いこなせていない上に、一方方向的なメディアの情報を鵜呑みにして旧態依然的な価値観で生きてる高年齢者層って見ているだけで笑えちゃいますよね(笑)
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高年齢層という点ではやや戸惑いがるものの、それ、私のことです、ハイ。
上記抜粋では、旧態依然的な価値観で生きている層に対して相当手厳しく冷たいコメントではあるが、このブログの文章を最後まで読むと、そう冷たい発言ではないので、ここだけの抜粋では危険ではあるのだが、それにしても、社会的にそういう目で見られている一面があることは否定できないだろうと思う。
「情報格差」が言われるようになって、約10年。情報量の差は、技術を使いこなせるかどうかの能力差とも言え(必ずしもそれだけではないが)、10年前から比べれば格段の技術革新があるなかで、その能力差は拡がるばかりだ。
実際、マスメディア発の情報が1方向だけであった事例を知ると、「情弱」のせいなのかもしれないと思ってしまうことも否定できない。インターネット上で調べれば、すぐに反論や別の見方が見つかったりすることもあるからだ。
けれども、「情弱」な私から見れば、「滑稽」とまで言わしめる価値観に対しては、少々気分がよろしくない。情報格差は、経済的な格差につながりかねないことから社会問題にまでなっているのは充分うなづけるものの、感覚的な「差別」意識へとつながる怖さが潜んではいないだろうか、とふと思ってしまう。これが、被害妄想にすぎないと笑い飛ばしてもらえればいいのだけど。。。。