2011年3月15日

大惨事の後

仕事がだいぶ立て込んでいて、申し訳ないことにしばらく更新ができずにいた。そろそろ・・・・と思っていたらあの地震が来た。
地震があったときは、その揺れ方(私の場合は東京の揺れ方)やその時の対処、その後の帰宅方法などがもっぱらの関心事。その後テレビのニュース映像などを見るうちに、事態の大きさがわかり、改めて驚いている。週末に入る前、ここまでの事態になるとは想像していなかった。
そして今日、5日目の夜を迎えている。
被災した皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
そして、まだご家族や親しい人が見つかっていない方の心痛もどれほどでしょう。
言葉もありません。

あの地震をきっかけに、当たり前のことではあるが、前向きな消費が急速に冷え込んだ。テレビはどの局も報道だし、民放各局のCMはほとんどなくなった。たまにあってもACくらいだ。
つい1週間前まで、テレビの広告需要は急速に拡大していた。3月も4月のフタ(=売切状態でもう入れないこと)、5月もフタ間近という状況だった。広告業界の間では、どうやら景気が戻ってきたようだと話題になっていた。
しかし今、広告・販促まわりは、続々キャンセルが続いている。週末を明けて、地震や津波の問題に加えて原発事故の問題がクローズアップされ、株価も暴落していることも大きく影響しているだろう。こういう状況だから当然だろうし、先行きの読みにくく、クライアントの苦悩もよくわかる。しかも、私たち消費者の消費欲がすっかりしぼんでしまったのだ。
広告自体はしょうがないにしても、この経済が止まったような状態が続くことは、好ましいことではない。こういうときだからこそ、できるだけ消費を活発化し、経済を回していかなくてはならない。こんな状態が続き、企業が立ちいかなくなってバタバタ倒産するようなことになったら、日本経済は本当に大変だ。被災者への二次災害にまでつながってしまいかねない。
個人的にはできるだけ楽しいことをしかけながら気持ちを上げていき、活発な消費へとつなげていけるようなことを仕掛けたいと思う。