昨年2月よりスタートした大人の出張写真館i-face(アイ・フェイス)は、遺影を意識した「いい顔」撮影サービスだ。
私はカメラマンではないので、プロカメラマンを同行して「いい顔」を引き出すためのプロデュースを行う。
モデルや役者さんと違って、一般人は特に、カメラマンの存在を忘れた瞬間に一番「いい顔」になると私は信じているのだ。
もちろん、出来上がった写真は遺影などにとらわれることなく、最近ならSNSのプロフィール写真など、いろいろ使っていただいてよいのだが、私がこだわっていたのは、自分らしい生き方をしていくために、自らの顔をいつも確認し続けて行こう、ということだ。
何かに夢中になっている顔、
嬉しくてたまらない顔、
心の底から楽しんでいる顔、
真剣な顔 ・・・
それは、必ずしもメチャクチャ綺麗な写真とは限らないかもしれない。
しかしそういう写真からは、心が見えてくる。
メッセージが聞こえる。
だから遺影にふさわしいはずだ、と提案してきた。今も変わらずそう思っている。
最近は、別人かと思うほど綺麗に撮ってくれる写真もあるが、それは本人は嬉しい写真ではあるにはちがいないが、遺影の場合はどうだろうか。
遺影だったら、その人が普段よく言ってた話が聞こえてくるような、そんな写真を目指したいと、私は思う。
そんなことがきっかけでエンディングノートに出会い、私なりにエンディングノートについて思うことや考えていることを話してきたら、今年の春にそういうことを書いてみないかと言うお話をいただいた。
それから悪戦苦闘の9か月。
多くの方からのご指導やご協力のおかげで、12月18日に発行となる。
世の中には、多くの終活本が出ているが、私の場合は相続や法律の専門家さんではなく、いわゆる普通の人の目線で書きたいと思った。
私自身がわからないこと、ついつい先延ばしにしていることがたくさんあったからだ。
だから、本書には自分の親や、義理の両親、友人知人のエピソードなどもまじえ、できるだけ日常に近いことを書いてみた。
「失敗しないエンディングノートの書き方」
監修 弁護士 武内優宏先生(法律事務所アルシエン)
A5判 定価(本体1300円+税)
出版社は、あの上野千鶴子さんの「おひとりさまの老後」を出した法研さん。
12月中旬より全国書店で発売予定です。
とりあえず今回は予告まで。
詳しくはまたこちらでご案内します。