2015年7月28日

「若く見えるより魅力的に見えたいの」Over60のNYマダム達から教わること


若く見えるより魅力的に見えたいの

Over60のマダム達にスポットを当てたドキュメンタリー映画に出ていた一人の女性が語った。
映画、「アドバンスト・スタイル~そのファッションが人生~」の一コマだ。


新聞に掲載された広告

実はこの映画、
写真集発売と合わせて開催された写真展に出かけたときに知った。
私はファッションにはとんと疎いのだけれど、
写真展でたくさんのOver60のマダム達を見て、お洒落をしたくなった。
ワクワクしちゃう、楽しくなっちゃう・・・
そんな気がした。
たぶん、写真展にいた私は、一人だったけど笑っていたと思う。

写真集は、
Advanced Style--ニューヨークで見つけた上級者のおしゃれスナップ


映画では、そのなかの7人が紹介されていた。
これを着ればモテる、みんなから浮かないのはコレ、できる女に見せるには、
・・・・そんな小手先じゃなくて、自分の魅せ方をちゃんと知ってるマダムたちのファッション。
ファッションとは、自分を表現すること。
生き方そのものである!とマダムたちは教えてくれる。
今まで大変だったこと、楽しかったこと、生きる上での信条、ファッションへの思い・・・
映画の中で、そんなことをいろいろ語っていた。

いろいろあったから、今がある。
年齢を重ねているからこその魅力が、あちこちに溢れている。
それは、私が常々「顔」「顔つき」について言っていることではあるけれど
ファッションもそうなのだと教えてくれる。

それでも加齢は残酷で、映画ではそんなきれいごとだけじゃないことも最後に語っている。
哀しいこと、怖いこと、辛いこと・・・・

それでもやっぱり力強い。カッコいい。
あんなふうになれたらいいなあ・・・・

若く見えるより魅力的に見えたいの

そうだ、そうだ。
かつては、
私、たぶん人より若く見えるかも・・・そんなことを自慢に思っていた頃もあったけれど、魅力的でなければ意味なし!
今、私の周りには、素敵な先輩が何人もいる。その方々は魅力的だ。

魅力的に見えるってなんだろう。
そんなことをたくさん考えさせてくれる、写真集と映画だ。
で、私が映画を見て思う魅力的というのは、結局のところ、自分らしくいるかどうかに尽きるように思う。

人は歳をとると、自分自身を受け入れるようになるわ。
自己評価が寛容になるのよ。
私は私。どうにもならないでしょう?
   (会場で購入した映画のプログラムより部分抜粋)

これは、映画に出てきた95歳のマダムが言った言葉。
しばしば自分を受け入れられなくなる私だが、年をとることが怖くなくなる。楽しみになる。
私をとても嬉しくさせる。
自分らしく生きることを大事にしようと改めて思う。

この映画、5月29日公開ロードショーで、私はすぐに観に行った。
観たとき、気持ちがいっぱいでどうやって文章にしようかなと思ってたら、こんなに時間が経ってしまったのだけれど、どうやら場所によって今も公開されている模様です。



全女性、いや男性にもオススメです。