2015年1月28日

人はどんな時に「いい顔」になるのか? その6つ+2つのポイント

人はどんな時に「いい顔」をするのだろうか?
このブログでもたびたび顔について書いてきた。

今までずっと、人の生きざまが表われた「いい顔」に注目してきたので、
人はどんな時に「いい顔」になるのか、
経験的に感じているそのポイントを挙げてみよう。


1.嬉しかったときの話をする。思い浮かべる。

2.幸せに思った瞬間の話をしている。その時のことを思い浮かべる。

3.今楽しいことや、楽しかったことを話している。

4.自慢話をしている。

5.何かに夢中になっている時

6.愛する人(子ども、孫、恋人、伴侶等)といる時


上記のどのポイントの時に「いい顔」になるかが、
人によって異なっているというのも面白い。
嬉しかったり楽しかったりする話の真っ最中よりも、
話す前に思い出し笑いのような顔をする時が素敵な方や、
話した後にはにかんだりする顔が妙に愛らしい方がいらっしゃる。
「いい顔」と脳の働きで、きっと何か相関関係があるに違いない。

このように、私は今まで、
「いい顔」とは、その人にとって「いい話」をする時(またはそれを思い浮かべる時)の顔、
と言い続けてきた。
たぶん多くの人も、そう言われれば納得してくれるに違いない。

けれども最近、上記に加えてもう一つ重要なポイントがあったことを私は確信した。
それが次の7番と8番。

7.辛かったり苦しかったりした時をふり返り、
  「今思えばそれも意味があった」と語っている時

8.苦しかったときにどうやってそれを乗り越えたかを話している時。


この7番と8番はとても大事なポイントだった。

男性・女性、年齢や職業などといったことは一切関係なく、
誰もがこの話をしているときには「いい顔」になる。・・・というのが実感だ。
ほぼ間違いない。
ただし、そこに嘘がないこと。
真摯であることが前提だ。

特に、個人(経営者を含む)ごビジネスモードのブランディングで使う顔の場合、
この8番目のポイントはぜひとも押さえたいところだと思う。

そういう顔にはその人の生きざまが表れると思うからだ。

今があるのはかつてあった苦しいことを乗り越えてきたから。
いろいろ辛いことがあったからそういう気持ちも知っている。

そういう顔は必ずしもキレイな顔ではないかもしれないのだが、
人の心を動かす魅力的な顔だ。

そんな苦難や苦悩は誰にもわからないことだけど、
それでもそういう“人となり”や“物語”がチラッとでも覗けることは、
魅力度としては大きいと思うのだ。

「この人、いい顔してるなあ」
思わずそう言ってしまうような顔とは、きっとそういう顔なんじゃないか。

順風満帆な人生の人になど、魅力はない。

例えば仕事を頼む時だって、仕事の内容や質はもちろん大事ではあるけれど、
担当者が気持ちよい人かどうかは、実は大事な要素だ。

なんだか好かない!感じ悪い!・・・そういうことで、ぎりぎりで仕事を頼むのをやめてしまった経験がないだろうか。
一度は仕事しても、二度目はないなと思うのは、たぶん私だけではないだろう。

顔は、そういうことを自然に伝えるように思う。
バレてしまう、とも言う。

苦難があっても、気分が落ち込んでも、それを乗り越えると、きっと顔がよくなっていく。
生きざまがあふれた「いい顔」とは、そういう顔だ。
現実が逃避し、考えることから逃避し、嫌なことやうまくいかないことを、
人のせい、社会のせいにし続けていくと、きっとそれが顔に表れてしまう。
「いい顔」になる機会を失っていくのではないか。
「いい顔」の方々と接することで、そういうことを教えてもらえる。


ちなみに、上記ポイントに入れなかったけれど、
「心身ともに健康であること」も、「いい顔」のポイントとしては大事な要件だと思う。




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