2015年3月2日

新しく出会う人たちと、こんなご縁になればいい

数年前に会社を辞めたせいで、いろんな人と出会うようになった。


私が会社員の頃は営業だったから、
出会う人の数から言えば今以上だったのかもしれないのだけれど、
当時新たに出会うの方々の中心は仕事関係。
お客さん、営業先、仕入先・・・。言わば利害関係がある。
アフター5に過ごすのも、会社関係の人が多かった。

それが今、仕事に関係するかどうかはよくわからない人や、
明らかに関係ない人たちと、いろんな場で出会うようになった。

それは、面白そうと思って出かけた先で出会う人、学びの場で出会う人、
知り合いの知り合いで出会う人・・・

たぶん会社を辞めなかったら出会わなかっただろうと思われる面白い人が
たくさんいる。

会社員じゃなくなり、1人で仕事をする上で意外と苦しいのは、
私にとっては孤独だった。

1人ぼっちが寂しいというのではない。
自分だけの思考回路に陥ってしまうこと、
思考が同じところをぐるぐる回るばかりで、思考停止になっていくこと、
刺激が少ないこと、・・・

私にとっては、そういうことがしんどかった。
そこに私の怠け者根性が加わるとどうしようもなくなるので、
意識してときどき新しい出会いを求めた。

だけど、異業種交流会とかはちょっと苦手。
次々と名刺交換して知り合いを増やすというのも、ちょっと苦手。

私の場合は、数は少なくてもいいから、
私にとって面白いと思える人と、それっきりにならないような、
また会える関係になれる出会いが嬉しい。
それも、お金を払わなくては会えないような関係ではなく。
もちろん、お金を払いたくなるような出会いや、
お金をいただけるような出会いも大事なのだけど、それだけではなく、
お金が介在しなくても会えるような関係に発展しそうな出会いだ。

出会うときは発展するかどうかはなかなかわからないのだけれど、
今の私を支えているのは、
ここ数年のそういう出会いだと思う。

そういう出会いで、その人の生き方や考え方に触れ、
刺激をもらったり勇気をもらうことが多い。
新しい出会いに助けられている。

正直なところ、50年以上生きてきて、
今なお、新しく出会う人に支えられるとは思わなかった。



とは言え、怪しい人もいる。
そこは、時にはヤケドすることも授業料ということでヨシとして、
基本的には自分の直感を信じるしかない。

私がエンディングノートを使って生きることを考える提案をしている中で
強く感じるのが、人とのつながりだ。
どんな人とどのようなつながりを持つか
~これは人生を豊かにする上で影響は大きい。

数の大小が関係ないのはもちろんだが、
時間も必ずしも問題ないのかもしれないと思うことがある。
若い頃親しくても、
いろいろな経験を経てみて意外に今は分かり合えない人がいるものだし、
今だからこそ分かり合えたり、力をもらったりする人もいる。

新しい出会いはいろいろだけど、
私のこれからの人生を豊かにしてくれそうな出会いかもしれない・・・
・・・そう思うと、いくつになっても新たな出会いは、毎回楽しみになる。