2010年の新しい起業家の23%は55歳から64歳の年齢層だ。1996年には15%であったことから、 高齢の起業家が増加しているのがわかる。
その記事によれば、年齢を重ねてきたことで、間違いを含めて多くの経験をしてきたこと、 専門知識が蓄積されていること、そして資金があること、等が、 高齢者の起業メリットとして上げられているのだ。 多くの人は新しいことに挑戦することに対して意欲が高いと伝えている。
日本の60歳以上がそこまで積極的だとはイメージしてはいなかったものの、 私は、日本も多少はそういう傾向があるのかな、と思いこんでいたのだ。
今まで日本経済を引っ張ってきた人たちは、内心、それまでの仕事がつまらなかったのか。 仕事を卒業した60歳以上には、仕事なんかよりも、他にやりたい明確なことがあるのか。
私だって、多少はくたびれているし、仕事以外にやりたいこともある。 でも、それだけではなく仕事だってしたい。 仕事を通じて、多少は世の中や人の役に立てることもありそうだし、 仕事で充実感を得られることもある。
多くの日本人は、すっかりくたびれてしまったのではないだろうか。。。。 私にはなんとなくそう思えて、ちょっと寂しい。ほどほどでいいと言う若い人が増え、中高年もくたびれている人がもしも多いのだとしたら、今のグローバル時代と言われる世の中、なかなか厳しいのでは?と思ってしまう。
データで見る限り、働きたくないから仕事をしない、というのは、全体から見れば2~3割程度なので、そう憂慮するほどのことではないのかもしれない。 実際、私の周りの中高年女性は意外と元気だ。多数派ではないものの、起業熱の高い女性は少なくない。 日本の60歳以上だって結構すごいよ・・・そんな姿を確認したいのは、誰よりもこの私なのかもしれない。 素敵な先輩諸姉を目指したいと願うから。