いよいよ28日。
一般的には今日が仕事納めのところが多いことだろう。
今月に入り、バタバタすることが多くて、結局このお仕事Blogもさぼりがち。
ほとんど更新することができず、申し訳ありませんでした。
バタバタしていたということは、新しい仕事がらみで動くことが多かったということでもある。
民主党政権に代わり、新しい税制度やエコがらみの政策が始まることに伴い、民間企業はそれをうまく使うための動きがスタートし始めた。私の方もそれに伴ったプロモーションで、お正月明けに1本プレゼンを抱えている。なかなか年末年始とはいえ、のんびりするのは難しそうだ。
さらに、新規事業立ち上げ準備も平行して実施していた。
お仕事Blogだから、本来ならその仕事内容をご報告したいところだが、諸事情で公開できることが少ない。けれども、年明けになれば少しオープンにできることもあるだろう。
皆さま、1年間お世話になりました。
ありがとうございました。
2009年は私にとって、つぼみがたくさん膨らみつつある価値ある年でした。
来年は、これを一つづつ咲かせて実りへとつなげていければと思っています。
皆さま、どうぞよいお年を。
2009年12月21日
不景気の効用?
巷では不景気だという話があふれているが、それでも世は師走。周りはどうなんだろう?
例年なら都内の繁華街は12月になれば人が溢れ、お店の予約も早めにとらないとなかなか多人数は入れないというのが常識だったが、今年はだいぶ様相が違う。「**名様以上なら1杯目のビールは100円」という看板を持って路上に立つ居酒屋さん。それも1軒だけでなく何軒も。今や昔のような忘年会は、当たり前ではないようだ。
飲食店とは異なり、知り合いの印刷会社は、休日返上はもちろん、昼夜関係なく仕事が入る。ぎりぎりまで値段を抑えさせられた仕事ばかりではあるが、息をつく間もないようだ。私のところでは、12月に入ってから急にバタバタといろいろなお問い合わせが入ってくるようになった。スケジュールはやや目まぐるしくなっている。「師走」を実感する。
とは言え、私のような仕事の場合、話が始まってから実際に売上が立つまでには相当の時間がかかる。それに、話があってもそれが仕事として成立するかどうかは、いろいろな立場の人が環境などさまざまな検証をした上でないと、なかなか前には進まない。だからバタバタと問い合わせが入ったということが、そのまま「商売繁盛」につながるとは必ずしも言えない。それでも、バタバタと問い合わせをいただくのはありがたいことである。
偶然かどうかはわからないが、この12月になって私に入ってくる問い合わせはどれも、「新しい」取り組みにかかわることである。「新しいシステム」「新しいサービス」「新規事業として開発した新商品」などに関わる企画、広告、プロモーション、プロデュース、コーディネートなどの話である。
世の中が閉塞感が高まり、このままでは立ち行かなくなるという危機感の中で、新しいことに向かおうとする動きが始まっているような気がする。不景気だから気持ちがふさいでしまうということもあるだろうが、不景気だからこそ、人はもっと知恵を絞ろうとしたり、新しいことに挑戦したくなったりするのではないだろうか?そういう動きが少しづつ出始めていることに私は少しワクワクしている。世の中がずっと不景気で、閉塞感がずーっと続くなんてあるわけない(と思いたい)。
例年なら都内の繁華街は12月になれば人が溢れ、お店の予約も早めにとらないとなかなか多人数は入れないというのが常識だったが、今年はだいぶ様相が違う。「**名様以上なら1杯目のビールは100円」という看板を持って路上に立つ居酒屋さん。それも1軒だけでなく何軒も。今や昔のような忘年会は、当たり前ではないようだ。
飲食店とは異なり、知り合いの印刷会社は、休日返上はもちろん、昼夜関係なく仕事が入る。ぎりぎりまで値段を抑えさせられた仕事ばかりではあるが、息をつく間もないようだ。私のところでは、12月に入ってから急にバタバタといろいろなお問い合わせが入ってくるようになった。スケジュールはやや目まぐるしくなっている。「師走」を実感する。
とは言え、私のような仕事の場合、話が始まってから実際に売上が立つまでには相当の時間がかかる。それに、話があってもそれが仕事として成立するかどうかは、いろいろな立場の人が環境などさまざまな検証をした上でないと、なかなか前には進まない。だからバタバタと問い合わせが入ったということが、そのまま「商売繁盛」につながるとは必ずしも言えない。それでも、バタバタと問い合わせをいただくのはありがたいことである。
偶然かどうかはわからないが、この12月になって私に入ってくる問い合わせはどれも、「新しい」取り組みにかかわることである。「新しいシステム」「新しいサービス」「新規事業として開発した新商品」などに関わる企画、広告、プロモーション、プロデュース、コーディネートなどの話である。
世の中が閉塞感が高まり、このままでは立ち行かなくなるという危機感の中で、新しいことに向かおうとする動きが始まっているような気がする。不景気だから気持ちがふさいでしまうということもあるだろうが、不景気だからこそ、人はもっと知恵を絞ろうとしたり、新しいことに挑戦したくなったりするのではないだろうか?そういう動きが少しづつ出始めていることに私は少しワクワクしている。世の中がずっと不景気で、閉塞感がずーっと続くなんてあるわけない(と思いたい)。
2009年12月4日
仕事の継続は人間力
直接的な仕事相手にはならなくても、意見を聞いたり、業界情報を聞く取材などで、ビジネスの話を聞くために人に会う、ということは多い。
先日、私は小さな不動産会社の経営者に会った。経営者は79歳の女性で、私にとっては初対面だった。
彼女は不動産会社に勤務しているときに宅建の資格を取った。それが1950年代後半の話だ。その20数年後にその会社は自己破産する。当時彼女は役員でもあったので大変な時期であったには違いないが、幸い債権者に迷惑をかけることなく処理が終わり、その後、彼女自身が自ら新たに不動産会社を起こす。時代はバブルを迎え、その波にも乗って会社は大きく成長する。しかしそれから20年。彼女は、いつ仕事を辞めてもいいようにと業務を縮小し、かつて雇用していた人には退職金を払い、今は二人だけでやっている小さな不動産会社だ。今までお世話になったお客さんとのご縁だけで仕事を続けているという。「業界の集まりに出ると、オレのお袋よりも年上だ。なんて言われて、もうイヤになっちゃうわ。だから行きたくないの。」とケラケラ笑う。
彼女自身は、50年以上マンションの販売や賃貸管理業などを続けている。40年ほど前に投資用にマンションを購入したお客さんは、そのまま賃貸に出す際に彼女に依頼した。持ち主が年をとり代変わりをするときには名義変更など遺産相続の手続きまで行う。そのまま賃貸業務が継続し、ご縁が切れないままになるので、なかなか仕事をやめるわけにもいかないと笑う。そうして、数十年前にお世話になったお客さんとのご縁だけで業務を続けており、新規のお客さんとの取引はほとんど受けないそうだが、彼女の顧客数はかなりの数に上る。
彼女と話していて驚くのは、その人柄だ。温かさ、包容力、共感力。ジーンズを穿いて打ち合わせに臨み、話題は豊富で、私のような若輩者が言うのも憚られるが、実にチャーミングだ。経営者で長年の経験があるとはいえ、偉そうなところは、まったくない。私は今回、自分自身の不動産問題でセカンドオピニオンがほしくなり、意見を求めたくて面会するに至ったのだが、今後ぜひとも長くお付き合い願いたいと思うような魅力満載の人だった。
彼女によく似た、80歳を超える小さな広告代理店の取締役(男性)を、ふと思い出した。彼は取締役とは言うものの、現場密着型の現役営業マンだ。偉そうなところがなく、温かさ、包容力があり、謙虚だ。そして、赤いマフラーに帽子を身につけ、実にお洒落だ。
世の中の定年から考えれば、明らかにそれを大幅に超えるお二人だが、二人ともとても魅力的だ。長く仕事を続けるということは、長く顧客との関係が持続するということであり、それはその人自身が魅力的でなければ、成し得ないことに違いない。結局は人間力だ。
先日、私は小さな不動産会社の経営者に会った。経営者は79歳の女性で、私にとっては初対面だった。
彼女は不動産会社に勤務しているときに宅建の資格を取った。それが1950年代後半の話だ。その20数年後にその会社は自己破産する。当時彼女は役員でもあったので大変な時期であったには違いないが、幸い債権者に迷惑をかけることなく処理が終わり、その後、彼女自身が自ら新たに不動産会社を起こす。時代はバブルを迎え、その波にも乗って会社は大きく成長する。しかしそれから20年。彼女は、いつ仕事を辞めてもいいようにと業務を縮小し、かつて雇用していた人には退職金を払い、今は二人だけでやっている小さな不動産会社だ。今までお世話になったお客さんとのご縁だけで仕事を続けているという。「業界の集まりに出ると、オレのお袋よりも年上だ。なんて言われて、もうイヤになっちゃうわ。だから行きたくないの。」とケラケラ笑う。
彼女自身は、50年以上マンションの販売や賃貸管理業などを続けている。40年ほど前に投資用にマンションを購入したお客さんは、そのまま賃貸に出す際に彼女に依頼した。持ち主が年をとり代変わりをするときには名義変更など遺産相続の手続きまで行う。そのまま賃貸業務が継続し、ご縁が切れないままになるので、なかなか仕事をやめるわけにもいかないと笑う。そうして、数十年前にお世話になったお客さんとのご縁だけで業務を続けており、新規のお客さんとの取引はほとんど受けないそうだが、彼女の顧客数はかなりの数に上る。
彼女と話していて驚くのは、その人柄だ。温かさ、包容力、共感力。ジーンズを穿いて打ち合わせに臨み、話題は豊富で、私のような若輩者が言うのも憚られるが、実にチャーミングだ。経営者で長年の経験があるとはいえ、偉そうなところは、まったくない。私は今回、自分自身の不動産問題でセカンドオピニオンがほしくなり、意見を求めたくて面会するに至ったのだが、今後ぜひとも長くお付き合い願いたいと思うような魅力満載の人だった。
彼女によく似た、80歳を超える小さな広告代理店の取締役(男性)を、ふと思い出した。彼は取締役とは言うものの、現場密着型の現役営業マンだ。偉そうなところがなく、温かさ、包容力があり、謙虚だ。そして、赤いマフラーに帽子を身につけ、実にお洒落だ。
世の中の定年から考えれば、明らかにそれを大幅に超えるお二人だが、二人ともとても魅力的だ。長く仕事を続けるということは、長く顧客との関係が持続するということであり、それはその人自身が魅力的でなければ、成し得ないことに違いない。結局は人間力だ。
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