贅沢している気分はなくても、そのときの経験がちょっとだけしみついていて、
バブルを経験していない世代や
その前の貧しい貧しい時代を経験してきた世代から見ると、
どうも経済観念が違うように見えるらしいです。
あまりそういう自覚はないのですが、
老後貧乏、老後破産、老後不安・・・そんな言葉を聞くと、
ひそかにドキッとしてしまい、
子どもの頃に読んだ童話「アリとキリギリス」が浮かびます。
私、キリギリスかしら・・・?!という思いが頭をよぎり、漠然とした不安に襲われるのです。
昨年の春。
毎月1回づつ開催しており、21回になる今月は
お金の問題を考えたくない、考えると不安になる
私がエンディングノートを使って自分の人生を考えていく講座を始めたのは昨年の春。
毎月1回づつ開催しており、21回になる今月は
私が最も苦手とするお金のことをテーマにした。
相続を考えるためにエンディングノートを使う人がいるくらい、
エンディングノートというと必ず出てくるのがお金の話。
相続を考えるためにエンディングノート講座をやっている先生も
いらっしゃるくらいだ。
私自身は、お金の話をするためにエンディングノートを使うのは好まないけれど、
お金の問題を避けて生きていくことはできない。
これからのお金の問題を考えていこうとすると、
必ずライフプランの視点が出てくる。
だけど、ライフプランを考えると、
貯金しなきゃ
そんなに貯金できない、
無理だ、将来足りなくなりそう・・・・・
そんな思いが押し寄せて、考えて安心するはずが、
なんだか不安になっていってしまうのだ。
だから、少し違う視点でお金を取り上げたかったのだ。
そこで、今回お願いした専門家の先生は大江英樹さん。
「老後貧乏は避けられる」の著者であり、
日経電子版の「定年楽園への扉」は人気コラムでファンも多い。
お金の問題は、生き方とリンクしている
現在、著述業や講演で活躍する大江さんは、大手証券会社定年退職後に
「リタイアしたサラリーマンが自由に生きるための支援をしたい」
という思いで起業されたと言う。
そのお考えに、私も大いに賛同する。
さて、大江さんによれば、
老後に考えられる不安というのは三つの不安から構成されているという。
その三つが老後不安の正体でもあるのだが、
その一つがお金の問題だと大江さんは提示された。
大江さんご自身がかつて大手証券マンであり、
そのサラリーマンを終了・卒業した立場から、
講座では、現実にお金をどうコントロールし、実践しているのかをお話くださった。
どうやら、私たちはメディアに乗せられている部分が大きかったかも?!
実態をわからないままに不安感を煽られていただけだったのかも?!
・・・そんなことを気づかせていただきました。
印象的だったのは、お金の問題は生き方とリンクしているということ。
お金の問題だけを考えるから不安になるのだ。
どう生きたいかを考えることで、お金をどうコントロールするかにつながっていく。
その話は、リタイア前の今だからこそ考えるべきこと、考えたほうがいいことが山盛りだ。
その具体的方法については、大江さんの著書に委ねたいと思う。
自分の将来、生き方を考えると言ってもいったい何を考える?
そういうときに、エンディングノートに出てくる項目はガイドになる。
項目を一つづつ考えていくことが自分のこれからを考える上で役に立つ。
何となく不安なときに、何が不安か、どこが不安なのかを自分でみつけることができる。
そう思ってエンディングノートを使って生き方を考えていく講座を続けているけれど、
お金の問題もしかり。
お金と生き方が密接なのは間違いない。
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トラベシアのエンディングノート講座 毎月開催中
~エンディングノートを使って、これからの生き方を考える~
◎ 1月の開催 ◎
1月13日(水)18:30~20:30
麻布十番にて。
【 テーマ 】
家族信託
~今だけでなく、これからもずっと円満家族でいるための契約になるか?!~
家族とどんな関係でいたいのか。
そのためにこれからどうつきあうのがいいのか。
親と。兄弟姉妹と。ほかの人たちと。
相続税改正で相続問題が注目されてきましたが、
金融保険業界の商売にならない「家族信託」については、
あまり語られることはありません。
でも、家族のことを今一度考えるきっかけになりそうです。
「家族信託」のパイオニアを目指す先生にお話を聞くことにしました。
会員制の継続講座ですが、初回は体験参加できます。
体験参加費;3,000円(消費税別)
お申し込み、お問い合わせはこちらまで。