私は、日常的にどうもバタバタしていることが多い。
仕事も忙しいし、趣味も楽しみたいし、遊びたいし、友達とのおしゃべりも楽しみたい。
家庭のこともあまりおろそかにしたくない。
現実はそんなことは不可能でどれも中途半端になってしまうのだが・・・
そんなこともあって、目的のないショッピングに出かけることは稀だ。
普段からショッピングに時間をかけることもあまりなく、結果的に衝動買いが多くなる。
そんな私でもショッピングは楽しい。
ウインドウショッピングであったとしても、だ。
仕事の途中などでも、ちょっと時間が空くとファッションビルやデパートにフラッと立ち寄ることがある。
先日、仕事中にデパートに立ち寄った際に、気になる商品をみつけた。
特設コーナーで展示されていた商品だった。
安価な素材のものだったので価格的にも買いやすい価格、そこで初めて見たブランドで色や形をもう少しじっくり見たいと思ったが、時間があまりなかったことに加えて、店員さんが声をかけてきたので、結局それ以上見ることなくその場を離れることになった。
帰宅後、その商品について気になってきた。
ネットで調べ、やはりあの場ですぐに買えばよかったと後悔し始めた。ネットでも買えそうではあったが、実物を見ながら選びたいと思った。
その商品が身につけるものだったので、実際に身につけた感じ、色や大きさなどのバランスや重量感など、確認したかったのだ。
3日後、実物を再確認した上で買おうと決めて、時間をやりくりしてデパートに出かけた。
すぐその場で買わない場合は、そのままになることが多い私としては、とても珍しいことだ。
ところが、その商品があったはずの売場には、全く別の商品が並んでいた。
聞いてみたら、「昨日までの期間限定商品でした。」と言う。
残念だった。力が抜けるほどがっかりした。
ネットで探せば買えないこともないけど、身につけた感じや感覚的なことはなかなかつかめないだろうと思った。
今後、実物を見られる売場があるのかもわからない。
機会ロスというのは、こういうことを言うのだ。
デパート側から見たら、これこそが機会ロスだ。
言葉は丁寧に説明してはくれたものの、要は販売していないわけで、メーカーにとっても機会ロスだ。
どんなに丁寧に説明されたとしても、 客にとっては、ほしかったものが手に入らない・・・これが結果だ。
その店で販売終了は仕方がない。例えば売り切れも仕方がない。
でも、「ではどうしたらいいのか?」という道筋が何かしら示されればよかったのかもしれない。
例えば、そのメーカーの名前や連絡先の案内、よく似た商品の売り場案内、など。
いやいや、その場で手に入らなければ、そんな案内をされても残念な気持ちがおさまることはないだろうか・・・。
消費者心理としては、どうだろう。
私は、紙1枚でもいいから、その商品のメーカー連絡先(URLなど)がわかるような資料を手渡すことができれば、その商品はもちろん、期間限定販売していたデパートへの信頼感も向上したのではないかと、残念に思った。