ブログをサボりがちだったところ、あちこちから
「最近全然更新していないけど、もうブログはもうやめるのか?」
「体調を崩したのか?」
などと言われ、思わぬご心配をおかけしていたようだ。
すみません!
単に、怠けておりました。。。
さて、今回は「お仕事ブログ」らしく、最近関わった仕事の一つをご紹介したい。
たんとすまいる~一般社団法人Turn to Smile
この団体は、DV経験者の回復自立支援活動を中心に、DV/デートDV防止啓発活動を行っている非営利法人。
この団体との仕事がきっかけで、
私は、今まで知らなかった多くのことを知ることになった。
結婚歴のある女性で、3人にひとりが配偶者からのDV経験者であること。
10人にひとりは、命の危険を感じているということ。
最近、男女間で起きているニュース・事件の背景の一つとして、
こういうことがあるのかと思い知ったのだ。
DVとは、ドメスティック・バイオレンス。
親しい男女の間でふるわれる暴力のことであるのは、おそらく多くの人が知っていることだろう。
けれどもその暴力とは、肉体的暴力だけをイメージする人が多いのではないだろうか。それだけではなく、精神的暴力、経済的暴力、性的暴力があることは、あまり知られていないのではないだろうか。
精神的暴力とは、「外出をさせない」「無視する」「暴言をはく」・・・
経済的暴力とは、経済的自由を奪うこと(=お金が使えない)。
そう言えば・・・とハッとすることが、身近に意外とあるのではないだろうか。
さらに、その暴力が存在する状態・環境から抜けることができれば、「よかった!」となって終わりなのかと思っていたらそうではなく、それをきっかけに、その後長く心身の不調や生きづらさが続くということ。
たんとすまいる 一般社団法人Turn to Smileは、その状態をアフターDVと呼び、
アフターDVで生きづらさを抱える人たちの回復自立支援を行っているのだ。
設立は昨年夏。
目指すのは、DVのない社会だ。
この活動をどのように社会に発信していくか・・・というところから、私のお手伝いがスタートした。
彼女たちの強さは、自ら経験者である人たちが中心になって活動していること。
アフターDVを知らなかった私にとって、一つづつヒアリングをするのは、机上の空論ではないリアリティにあふれ、自分自身の無知や想像力の欠如にげんなりすることも多い。
始めてみると、なかなかスイスイ進むものではなく、当初予想をはるかに上回る、長い時間を要する仕事になった。
まだまだ継続中ではあるのだが、その一つの形が、6月下旬に公開したホームページだ。
ホームページについてはまだまだ製作途中で、支援プログラム等々、現在も新しいページを検討、作成進行中だ。
ぜひ、一人でも多くの方に見てもらいたい。
メンバーは、経験者が中心なだけに共感力が高い。
「どうせわかってもらえない。」と思ってきた人の、温かい受け皿になるだろうし、これが、これから多くの人の励みにつながるに違いない。
「伴走者でありたい。」と語る、たんとすまいる 一般社団法人Turn to Smile代表、宗像美由さんの、寄り添う姿勢と、強い思いには、私は応援せずにはいられないものを感じる。
この団体の活動を知る人が一人でも増えていくことが、DVのない社会への小さな小さな1歩につながっていくのは間違いないだろう。
この団体を応援していくことが、よりよい社会づくりにつながるはずだと私自身も信じている。