事務所代表というだけで肩書きなし
コミュニケーション・スペシャリスト
i-faceプロデューサー
ヒキダシスト
私は退職後も前職の延長的な仕事をしていたので、変な肩書きや聞きなれない肩書きを名乗ると、前勤務先や関係者に「なにそれ?」と言われたらどうしようと思う恥ずかしさが払しょくできなかった。
だから曖昧にしておくと、今度は新しく知りあう方に、「ナニしている人ですか?」と大体聞かれる。
そうすると「まあ、広告屋です。」などと照れ半分でごまかすのだが、そうすると相手はデザインする人と思う人もいれば、コピーライターだと思う人もいるし、Web制作の人だと思う人もいる。
話が続けば少しづつ説明していく・・・こんな状況が何年も続いていた。
なんとかしなくちゃ。
そう思っていた。
私は長いこと「いいところ」を探し、見つけて、それを表現するためのお手伝いをする仕事をしてきた。
それは会社のいいところ、商品やサービスのいいところ、人のいいところ・・・。
そう、つまり広告・広報関係の仕事だ。
クライアントである会社は、せっかくいい面を持ちながらもそれが当たり前になると、それを自慢することを忘れてしまうことがある。
商品も、その会社で普通になると、たとえ珍しいくらいの価値があってもなかなかそれにスポットを当てなくなることがある。
外の人だからこそ見える部分がある。
私はそんな仕事をして、約30年になる。
総合広告代理店で、企画~マーケ~営業を25年間経験。
我ながら長くいたと思う(笑)。それは、「いいところ」を探すのが好きだったからだ。
テレビラジオ・新聞・雑誌・Webとオールメディアだけでなく、イベントも経験した。
大きくない会社だったおかげで、仕事は部分ではなく、全体を見渡せた。
経験が長いので、必然的に多種多様のクライアントを担当し、多くの業界を覗き、「いいところ」を探してきた。
でも、広告代理店に「いいところ」を探してもらえるような会社は、絶対数から見れば決して多くない。個人になればほぼ不可能だ。
また、小さな会社の会社ブランドは社長ブランドの場合が多く、会社の価値は社長の「いいところ」とイコールだったりする。
今の私は、そういう小さな規模の「いいところ」探すお手伝いをしている。
そういう方々にいつも申し上げるのが
「自分のことはなかなか見えない、わからない。」ということ。
これは実感である。
なぜなら、そう言っている私自身が、ずっと肩書きに悩んできたのだから。ずっと悩んでいるだけでは何も変わらない
~そう覚悟して、私は積極的にプロからのアドバイスを乞うようになった。
自分だけで前に進めない時は、外圧に限るからだ。
このヒキダシストという肩書きは、
実は以前からこっそり名乗ってきたものではある。
「思わぬことをズバズバ聞いてきて、ついいろんなことをしゃべらされちゃう」
「あなたと話すと自分を整理できる」
「自分の知らない自分に気づかされる」
無意識に話していて、こう言われることが多かったので、「いいところ」を引き出す人という意味合いで名乗ったものの、そんな肩書き聞いたことないし、「なにそれ?」って言われそうだし、これを乗り越えるには、なかなかの覚悟が必要だった。
そして、ブランディングのプロからも、爆発的読者を持ち多種多様な仕事をする名ブロガーからも、背中を押してもらい・・・
そういうわけで、昨夜からこのブログは
「ヒキダシスト、石崎公子のお仕事ブログ」にタイトルを変更しました。
え? 前はなんていう名前だったっけ?
人は意外と名前なんて覚えていないんですよね(笑)。
まあ、昔のことはいいじゃないですか。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。