2009年3月15日

一人になっても組織の一員?

私の退社後の、「お金を産む」という意味での仕事は、

結局のところ、元在職していた会社との協力を前提とした仕事が中心になった。



「一人になった」と偉そうに言ったところで、所詮、仕事面では前の会社組織の

一部であることに、何も変わりないのである。

しかしながら退社したわけだから、前の会社に出勤するのではなく訪問だ。

そして会社に訪問したら、まず打合せが中心。

一応、私のために席も用意してくれてはいるが、打合せが終わっても

自分の席でゆっくりWebを見る、などというのはなかなかできない。

かつての上司、同僚、後輩に対して、仕事上の話をするにも、どこかに遠慮がある。

諸先輩に、「会社辞めても、変わらずに若いのを指導してね」などと

いくら言われても、なかなかできるものではない。

組織的に上司でもないのに、何かと偉そうに言われるのは、

さぞかし彼(彼女)にはうっとおしいに違いない、などと当事者に同情してしまうのだ。

このような仕事の仕方だけを客観的にみていくと、

果たして私は会社を辞めてよかったのだろうか?

などと、考えるようになってしまう。



このような仕事のしかたは、私の中の一部ではあってもいいが、

大部分であってはならないのだ。