2010年12月22日

神様のご利益

今日発売の「妊娠できる!病院選び完全ガイド2011」(主婦の友社)は、不妊治療というナーバスな悩み解決をお手伝いするガイドブックとして発行されるムックだ。私はその企画制作等に関わり、この数ヶ月間それに奮闘していた。不妊治療については考えさせられることも多いがそれは別の機会に改めて触れることにしたい。
そのガイド本の中で、子宝スポットを紹介するページがある。子宝を望む神社仏閣等を紹介しているのだが、その企画を進めるにあたって、NHKの「直伝 和の極意」にもレギュラー出演されていたテラタビスト(寺旅研究家)の吉田さらささんと出会った。
神社仏閣をしばしば訪ね歩き、詳しい吉田さんに、私は下世話ながらそのご利益の有無について尋ねてみた。
吉田さんのお答えは「ご利益はあるでしょう」。
そのご利益というのは、「気の持ちようみたいなところが大きいと思う」ということだった。その気持ちというのが、「神様(や仏さま)にお願いする」という気持ち、「こうやってお願いしたのだから・・・」という気持ち等々、そういう気の持ち方が大事なのでは?ということだった。そういうことが地道に効いてくるのだろうということだった。吉田さんご自身は宗教心が特に厚いというわけではないそうだが、神様(や仏さま)はひいては“自然”に通じるものであり、お参りをするということは自分の力ではどうにもならないような“自然”に対して、謙虚な気持ちでいるということになるのではないかしら・・・と話された。その言葉には、私もとても共感するところがあった。
私も12月21日に、「運」がいいのも本人次第と書いたが、まさにそういうことなのだろうと思った次第。。。
世の中には、自分の力だけではどうにもならないことがたくさんある。うまくいくことも自分の力だけでそううまくいくわけではない。そんなことを日々思いながら、仕事も謙虚に進めていきたいものだ。