2011年11月22日

コーチングを勉強してみようと思う

今から10年くらい前に、コーチングというものを初めて知り、無料体験を受けたことがある。
設定したゴールまで、モチベーション高く、より早く効率的にたどり着けるためのサポートをするコーチというものは、私にとって魅力的だった。自分にコーチが欲しいとも思ったし、そういうコーチのスキルも魅力的だった。
けれども私は心理学や哲学などには縁遠く生きてきたので、普通に使っていた基本的な言葉や考え方が、よく言えば新鮮、悪く言えばなかなか馴染まなかった。
当時私は会社員。仕事は楽しかったし充実していたが、自分自身のことをゆっくり考えるなんて余裕もなく、結局そのまま長い時間が過ぎた。
そしてあれから10年たった今、私はそのコーチングについて勉強してみようと思い始めた。
私は今まで、次々と提案することを是としてきた。クライアントの状況から課題をみつけ、それを、広告などのコミュニケーション活動という手法を使って解決することを提案する。クライアントが気づかない課題、クライアントには目新しい提案。。。。そういうものに意義や価値を感じてきたように思う。
私が勉強しようとしているコーチングは、答えはクライアントが持っているという考え方に基づいている。だから、コーチは答えは提供しない。提案もしない。ここがコンサルタントとは大きく違うところだ。
コーチは、クライアントが自分の中にある答えを自分で見つけられるようにサポートしたり、クライアントが見つけた答えから次の目標を自分で設定するためのサポートをしたり。
理屈はわかるが、実際のところどうなのだろう・・・?そう思って、私は10年間動かなかったような気がする。
私が動いたきっかけは、このコーチングの手法を、他の仕事に取り入れることで、実績を上げている人がいることを知ったからである。
これからどうしたいのか。どういうふうにして行きたいのか。ーーー自分の中にあるはずの答えを、クライアント自身が見つけられるようにサポートし、その答えを元にして、こちらが提供できる提案へとつなげていく。クライアントが経営者であれば方向性は明確だし、方向性に合致したものが提案できる。
提案する際に、独りよがりや思い込みではなく明確なクライアントの課題に対して、満足度の高い提案ができるに違いない。
そう思って、勉強してみることにした。まずは基礎から。
私にこのスキルが身につくまで、どれくらいの時間がかかるかわからないが、果たして、成果が出るかどうか、乞うご期待だ。