2011年11月1日

新事業と商標登録

広告会社のサラリーマンを辞めて丸4年。
独立して、今でも広告やコミュニケーションの仕事を中心に行っているのだが、広告にはこだわらない新しい仕事を始めたい、とずっと思っていた。そのために私は会社を辞めたような側面すらある。
実は、私は広告の仕事が好きだったし、勤務していた会社も好きだったので、わざわざ退社する必要などなかった。けれども、いくら好きとは言え、広告にこだわらない新しい仕事がやりたい私としては、そのまま勤続していると、日々の充実感でそのことを忘れてしまったり、後回しにしてしまいそうな、自分への不安があった。そんなわけで退社を決意したのだ。
まあ、今思えばずいぶん無謀な決断だった。その先の仕事の保障もなかったし、辞めて何をするかも決めていなかった。「広告にこだわらない新しい仕事」と言いながら、その準備など手もついていなかった。
そして実際に辞めてから、その「他にもやりたいこと」をどれくらいできたか?と言えば、ほとんど結果など出せずにいる。そして、実際にしている仕事は、以前の仕事の延長線でもある広告の仕事が中心になっているという現実がある。
それでも、精神的充足感で言えば、会社員時代とは大きく変わった。少なくとも会社都合はなくなったわけなので、まず自分のペースで仕事ができる。投資(時間的・経済的)したいことも、私の判断ひとつで可能だ。
そういう中、コツコツとブログ(このブログとは別)で書きながら温めてきた新しい仕事(企画)…その商標登録について、ようやく先週出願が終わった。
仕事内容やスキームの検討はもちろんだが、ライターさんの知恵を借りながらのブランド名(商標)検討、弁理士さんに相談しながらの商標登録出願・・・・・・。
ここに至るまで、当初予定よりはずいぶん時間がかかってしまったが、何より忘れずに(笑)続けてきたのでどうにかここまで来た感もあるが、むしろこれからがスタートでもある。
私が目指すのは、「大人がもっとワクワク生きていける社会のためにできる」ことを提案していくこと。
ちなみにここで言う「大人」とは、年齢で言えば不惑の年を越えたあたりの40歳以上、精神的に自立している人を大体のイメージにしている。
いずれ、このページでも発表するつもりだが、私にとっては、まずは商標を決定し、ひとつの山を越えたところだ。