2015年11月9日

チャンスを逃すことだってある・・・判断力やスピード感が落ちている理由

高齢者の交通事故が増えていることが問題になっています。
実は事故を起こす人の年齢層で高齢者が多いのは
今に始まったことではありませんが、
被害が大きく深刻な事態になったことで注目度が高まったのでしょう。
認知症などの脳の病気がどうかは別にして、
判断力やスピード感が鈍っていくというのは加齢に伴う困ったことの一つ
なのかもしれませんが、どうやらそれだけではないようです。

オトナになってゆっくりゆっくり

走りながら考えていた私が、今では立ち止まって考えるようになった。
走る前に止まる。
止まってよく考える。

若い頃の私を知っている人は、信じられないと思うかもしれない。
オトナになって、さらに年を重ねていくうちに、多少ゆっくりになってきたようだ。

落ち着いてきた?
いやいや、それだけじゃない。
ゆっくり考えるという行為は、判断が遅いとも言える。
判断力が鈍り、処理能力が落ちてきている側面もあるのかもしれない

ゆっくり考えていてチャンスを逃した・・・

まあ、もとは何事も前のめりでそそっかしいタイプだったから、
少し立ち止まるくらいがちょうどいいと思うこともあるけれど、
判断が遅れたり、処理が遅かったりすることで、実際にチャンスを逃すことがある。

つい最近も、インフルエンザの予防接種を便利に受けられる機会があり、行きたいなあと思っていたら、終わってしまった。
wifiルーターを解約しようと思っていたら、思ってるうちに自動更新されてしまい、解約できなくなってしまった。
行きたいなあと思ったセミナーを、行こうかどうしようかよく考えているうちに満員になってしまった。

やろうやろうと思いながらそのままにしている・・・そういうことが増えてきた。

「ゆっくり考える」じゃない。
ただ鈍いだけ。
結果的にたくさんのチャンスを逃してる。
そのたびに、
「私、年とっちゃったのかなあ」と、落ち込んでしまうのである。

年とったせいだけじゃない

なぜチャンスを逃すのか。
なぜやろうやろうと思いながらそのままにしているのか。

年のせいにしていたけれど、たぶんそうじゃないと気づいた。
気持ちが守りになってるから。
止まっているから。
気持ちが前進していないからではないか。

自分の時には気づかなかったのだけど、
まわりの知り合いがじっくり悩みながら機会を逃していくのを横で見ていて、
ハッとしたのだ。
ここのところ、その人の気持ち(心)が落ちて、止まっていたから。

前に向かって進んでいるときは、たぶん考える時もスピードが速い。
ゆっくり考えているときと、スピーディに考えているときと、
実は考えている深さはあまり変わらないような気がする。

そう、止まっているときは判断が鈍る。
止まっているときはチャンスを逃す。

それを年齢のせいなんかにしちゃいけないのだ。



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