私が関わっている会社に届いたお中元のおすそわけをいただいた。そのお中元は宮城銘菓の「萩の月」。
その送り主は、毎年必ず社名にちなんだものをお中元に送っているのだが、今年は被災地支援の考え方で「萩の月」にしたと言う。
こういうギフトは、お相伴にあずかる者としても、とても気持ちがよい。
もともと「萩の月」は、全国に知られるほどの宮城県の銘菓だ。おいしいこともあり、仙台出張時にはよくリクエストされるものの一つだ。しかし、このたびの大震災では一部生産・営業停止し、ゴールデンウイークには全面復旧したものの、影響は免れないことは十分想像できる。
お中元の採用など、誰にでもできる支援の一つである。けれども、なかなか思いつかないことでもある。
私たちにこできることは?…よく言われることだが、簡単にできることでも頭を働かせないと、見逃してしまうことは少なくないにちがいない。情けないことに、私も東北の銘菓ギフトは、お相伴で初めて気づいたことのひとつだ。
私は、「萩の月」の製菓会社と所縁はないものの、冷蔵庫に冷やした「萩の月」は、まさに夏のお菓子にぴったりだと思う。