2011年10月13日

お客様の期待に応えるのではなく・・・

顧客のニーズにどう応えるか----------
よく言われる言葉だ。
私自身も、いつもそれを頭に置いて仕事をしてきたつもりだ。期待にしっかり応えようと。
けれども、私が愛読するブランディング・コンサルタントが発行するメルマガの言葉には、まいった。

以下引用
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自分の仕事を見直すというのは、結局は「お客様の期待を上回るには?」を再考することかもしれません。「お客様の期待に応える」ではないのです。
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(引用終わり)

このコンサルタントは、定期的に私に勇気を与えてくれる、[前にも書いたコンサルタント。
かつて私がコンサルタントを信用していなかった頃に、コンサルタントの価値に対して開眼(笑)させた人だ。

その昔、会社員時代は、多少無駄な仕事であったとしてもいろいろやってあげたくなるお節介な性分が、意外とお客さまからは喜ばれていた。その分、協力スタッフには随分無理を言ってきたこともあるが、顧客に喜んでもらえたり、結果として売上が伸びたりすることで賛同は得られてきたと思う(思いたい・苦笑)。
しかし独立してまだ組織もなく仕事をしている私は、なかなかそんな無理はきかない。
最近の私は、もともと過密な仕事があることに加え、自分ではコントロールできない大幅なスケジュール変更や、新たな仕事のスタートなどが次々と訪れ、一度に多くのことを同時並行しなくてはならない状況が続いている。忙しさに追われていると、なかなか「そこまでやるか!」というレベルの仕事まではどうしてもできなくなりがちだ。
しかし、「そこまでやるか!」レベルの仕事をしてもらうときの満足感、感謝の気持ちは、とても大きいものになるのは、受け手の立場で考えれば誰もが経験したことがあるだろう。
改めて、「あんなに忙しくても、ここまでやるか!」と言わせるくらいのことをやってやろうじゃないの!と思い直し、今日も奮起して働こうと思う。