年功序列も崩れ、私自身は男とか女とか言うことにすごく否定的ではあるのですが、それでも同世代や先輩がアグレッシブだとやはり意識してしまうところがあります。
今になってふり返ると、ときどきそういうことを意識し、刺激を受けながら、進んできたのかもしれません。
平成10年 野田聖子さんが郵政大臣に就任
自民党の総裁選挙に野田聖子さんが出てきた時、私は17年前のことを思い出した。
当時、私は30代。
男女雇用機会均等法施行から10年。
多少肩に力が入りながらも、自分としては男性に混じってそれなりに働いてきた実感があった。
その頃、野田聖子さんが郵政大臣に就任したのだ。
え?!
そんなのあり?
私がなぜそう思ったのかは、今もうまく言葉にできないのだが、
初の女性閣僚だったわけではない。
初の女性閣僚だったわけではない。
もちろん私が政治家になりたいと思っていたわけでもないし、
閣僚に憧れていたわけでもない。
閣僚に憧れていたわけでもない。
当時、野田聖子さんも30代だった。
それでも私は当時、やられた!と思ったのだ。
当時私は男性に混じって仕事をしているという自負を抱きながらも、どこかで
まだ若いから仕方ない、
オンナだからこんなもの、
と、甘えと諦めが混ざったような思いを抱きながら働いているんじゃないの~?!
と野田聖子さんに突きつけられたような気がしたのだ。
そんなことを言ったら、
大臣にでもなるつもり?
と言われそうで、当時、そんなことは誰にも言えなかった。
そして野田聖子さんは総裁選へ
あれから17年。
今回、圧倒的強さを持つ安部さんの対抗馬として、野田聖子さんは手を挙げた。
結果的には最低限必要な推薦人を集め切れず、
野田聖子さんは立候補を断念したけれど、かつて野田さんに感じた気持ちを思い出したのだ。
私自身は、自民党支持者でも野田聖子さんの支持者でもないのだが、
野田さんの総裁選立候補のニュースは、再び私にいろいろなことを突き付けてきた。
自民党の中には、安保法案、原発、TPP、それぞれ是々非々の人が実はたくさんいるにもかかわらず、
総裁選で安倍さんは揺るぎなかった。
野田聖子さんは立候補を断念したけれど、かつて野田さんに感じた気持ちを思い出したのだ。
え?!
そんなのあり?
私自身は、自民党支持者でも野田聖子さんの支持者でもないのだが、
野田さんの総裁選立候補のニュースは、再び私にいろいろなことを突き付けてきた。
自民党の中には、安保法案、原発、TPP、それぞれ是々非々の人が実はたくさんいるにもかかわらず、
総裁選で安倍さんは揺るぎなかった。
気概を感じて生きているのか
長いものに巻かれろ?次の選挙のために自分を守りたい?
メディアは、野田さんの断念でそういうことをよく言っていた。
それを聞き、
あなたは今、自分が大事にしたいことに対して、
自分に恥ずかしくないような情熱、見識、責任を持っているか。
何に気概を感じて、今、生きているのか。
周りに流されてはいないか。
気概が必要なのは、政治家だけじゃない。
自分に恥ずかしくないような情熱、見識、責任を持っているか。
周りに流されてはいないか。
同じ世代で同じ女性の野田聖子さんが、今、私にそうささやいているような気がした。
男か女かなんて関係ない。
男か女かなんて関係ない。
年なんか関係ない。
たしかにそりゃそうなんだけど、
やっぱり同世代の、しかも女の行動は、私に大きな刺激を与える。
気概が必要なのは、政治家だけじゃない。