2015年6月5日

できるようになるために必要なこと

何かを始めるとき、多分誰でも自分の中で、それができるようになった状態をイメージするのではないだろうか。
(え?そんなことないって人もいるかもしれないけど、私の場合はそうです…)

例えば英会話を習う時、今はしゃべれないけど、始めるときはペラペラしゃべれるようになることを願い、きっとそうなる自分をイメージしてがんばろうと思う。

例えば楽器。
習う時には全然弾けなくても、弾けるようになりたくて習う。
その時、弾けるようになっている自分を勝手にイメージしている。

そういうイメージは大事なことだろうけど、やっぱり練習しないとうまくならない。
残念ながら、一足飛びにそういうイメージした自分にはならない。
ほとんどの人がそれでイヤになってやめちゃうのだ。
だけど、よっぽどの天才でない限り、誰だってコツコツ努力をしているのは間違いない事実だ。

老若男女にピアノを教えている友人から、まさに同じような話を聞いた。

ピアノを始めようと思う。・・・それ自体はすばらしいこと。
早く上手になりたい。・・・その気持ちもわかる。

だけど、始めたからと言って、練習しなくても弾けるようになるわけではない、と。
一方で、全然弾けない人であったとしても、毎日毎日少しづつ、コツコツ努力する人は、必ず弾けるようになる、と。


ピアノを始めたいと訪ねてきた80歳の男性は、すでに指が固まってしまっており、全然動かなかったと言う。
だけど、少しづつではあるけど着実に弾けるようになっていったそうだ。
その男性は、やっとピアノを始めることができた、そういう環境が整ったという嬉しさから、毎日の練習を欠かさなかったから。

彼女は、
練習をすればするだけ、努力した分、必ず上手になっていく
というプロセスを、今までに数えきれないくらい見てきたと笑う。

レッスンに来ないよりは来る方がいい。
レッスンに来るだけでなく家でも練習する方がいい。

私は、何かをやっているとき、しばしば、ひそかに急にできるようになってたらいいのになあ、と空想の世界に浸ることがある。

急に英会話ができるようになっているワタシ。
急にピアノが上手に弾けるようになっているワタシ。
急に・・・

努力しなければそうはならない。
だけど、オトナになるとなかなかできないぶざまな姿を人に見られたくない
というちっぽけなプライドも手伝い、頑張る根気が続かなくなりがち。

80歳の男性にピアノを教えている彼女の話は、当たり前のことを教えてくれる。

そう、
努力は裏切らない。

どんなことでもきっと・・・。
自戒を込めて書いておこう。





 6月10日 生きざまと顔の関係 自分の顔について考える。



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