2014年11月4日

昔の顔で未来がわかる?! いや、今が未来の顔を作る!

ずっとずっと昔から、人の顔に興味がある私としては、スルーできないタイトル本が出た。

卒アル写真で将来はわかる 予知の心理学 」(文藝春秋)
マシュー ハーテンステイン (著), Matthew Hertenstein (原著), 森嶋 マリ (翻訳)

本屋さんでは平積みされているようだが、何ともニクいタイトルである。
誰でも卒業アルバムは、甘酸っぱかったり、ワクワクしたり、あるいは悲しくなっちゃったり、思い出したくなかったり、いいにつけ悪しきにつけ、心が揺れるものであるに違いないと思うからだ。

しかも、その卒業アルバムの写真、それも顔写真で、その後の人生がどうなるかを予想できるという話なのだ。

スルーできないと言いながら私はまだ購入しておらず、読んでもいないので無責任な話ですみません(汗)。
今朝のフジテレビ「とくダネ!」で取り上げていて、出演者やその他の人たちの卒業アルバムの写真に載っていた顔と、本で書かれている内容との検証を試みていたのだ。

それによれば、基本は”手相”ならぬ”顔相”に基づいており、そのベースは統計学だという。
成功している人の顔、離婚しそうな人の顔、モテる顔・・・・

番組内では、離婚する顔に分類された人が実際に昔一度結婚したがその後独身・・という紹介をしていたが、主演者の中でもっとも離婚する確率が高い顔とされたのは、気象予報士のアマタツだった。愛妻弁当を食べている映像とともにそんな紹介がされ、本人も「そんな予定はない」と苦笑い。

もっとも成功している顔に分類された大田区のプラスチック加工業の人は社長さんだった。
ご本人によれば、今まで本当に大変な人生だったとは思うけど、成功者だという自覚はない。
でも、これから成功する顔、っていうんだったら悪くないからがんばる、とコメントしていた。

スタジオでは、今後結婚する時には卒業アルバムの顔写真を確認してから、などと笑いとともに盛り上がっていたが、取り上げ方がかなりテレビ的だったので、実際に書いてある内容に本当に沿っているのか、忠実なのかどうか。
私もまだ読んでいないのでわからない。

ただ、書籍の企画として、人の心を突っつくうまさを感じて、内容の善し悪し以前に、正直参った!と思った。

ちなみに私が興味を持っている顔というのは、顔相ではない。
目鼻立ちではなく、顔つきだ。
目鼻立ちなんかで決められてなるものか!という思いがある。

私が興味のある顔というのも、卒業アルバムに載るような若い頃の顔ではなく、年齢を重ねた顔、せめて40歳以上の顔だ。

若いころ、いつの時代も私の友達は美人だった。
乙女心としては、それはうらやましくてうらやましくて・・・(苦笑)。
彼女たちを恨むことはなかったが、自分の親とDNAを恨んだ。
周りを見渡し、やっぱり綺麗な子はトクだよなあ、と内心は指をくわえていたものだ。

けれど、年齢を重ねると必ずしも目鼻立ちだけではなくなっていく。
年齢とともに、だんだんと「顔つき」が「顔立ち」よりも優先してくことに気づいたのだ。

今の私が思うのは、人の生き方は顔にあらわれる・・・これは間違いないと思う。
それが「顔つき」になり、目鼻立ちよりも優先し、そのオーラとともにその人の魅力を盛り上げていくのだと思う。
私の周りにも、そういう顔をしている人が何人もいる。
逆に、残念になってしまった顔も、今までたくさん見てきた。

だから、今、どう生きているかが、未来の顔になるのだ。
過去の顔から今が見えるのかどうかは私は知らないけれど、今が未来の顔を作っていく。
私はそう信じている。


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