今日、3月15日のテーマは遺影だった。
巣鴨の百歳王写真館が取り上げられていた。
ここは去年秋にオープンした写真館。
オーナーの小野さんは、百歳(以上)の人を200人以上撮影してきたカメラマンだ。
小野さんが撮影する百歳(以上)を見ると、
思わず「いい顔!」と言いたくなるような顔が次々と・・・!
そこには、目鼻立ち以上に大事な「何か」が確実にある。
年齢を重ねた人の顔と言うのは、生き方そのものだとつくづく思うのだ。
そんなこともあって、先日開催した「いい顔撮影会」は百歳王写真館で、小野さんに撮影をお願いしたのだ。
さて、その小野さんが紹介された記事で、少しだけ私のコメントも掲載されました。
思えば、私が顔に興味を持ち始めてからどれくらいたつだろう。
最初は10代の頃からだったけれど、生きざまが滲み出てくる顔、顔つきに興味を持ち始めたのは30代になってから。
その究極が遺影だと考えるようになったことがきっかけで、私はエンディングノートに出会ったのだった。
顔、顔つき、遺影についてだったら、言いたいことがいっぱいあった。
なかなかそういうことを書くご縁には恵まれず、でもエンディングノートについて書くご縁をいただいて書かせてもらったのがこの本。
エンディングノートというと、
相続関係や葬儀関係、法律関係等の、終活のプロ、専門家と言われる方々が
監修したり、解説したりすることが多いなかで、たぶん私はとても異色。
なんせ、広告業界出身で、終活業界とのご縁も実績もなかったのだから。相続関係や葬儀関係、法律関係等の、終活のプロ、専門家と言われる方々が
監修したり、解説したりすることが多いなかで、たぶん私はとても異色。
だから、あくまでも一般の人目線で
エンディングノートにどんな問題があるのか、どんなメリットがあるのか、
どうやって書けばいいのか、をこの本で書いた。
ただ、正直言って私は顔に興味があり、遺影への関心が強かった。
エンディングノートの入口も、まずは顔だ。
顔には生き方が滲み出てくるから、同時にその人の生きざまにも興味があった。
だから、拙著には遺影に関わる私の思いや、考え方、エンディングノートとの関係などが出てくる。
今回、遺影についての取材を受けた際、担当の記者さんがこの本をよく読んでくださった。
こちらは、記者さんが持参された拙著。
こちらは、記者さんが持参された拙著。
ちなみに朝日新聞「Reライフ」コーナーでは、去年夏のテーマ、エンディングノートの際にも取材を受け、今回は第2回目。
こんなにいっぱい付箋があり、嬉しくなって、思わず写真を撮らせてもらいました。
記者さんによれば、上の付箋は、エンディングノートの書き方、ポイントだそうで、
横の付箋は、遺影に関係する内容なのだとか・・・。
記者さんによれば、上の付箋は、エンディングノートの書き方、ポイントだそうで、
横の付箋は、遺影に関係する内容なのだとか・・・。
エンディングノートも、遺影も、その人の人生が大きくかかわる。
人の生き方、人の生きざま。
そういうことに興味があるって、誰だってそうじゃないかと思うのだが、いかがだろうか?人の生き方、人の生きざま。
人の魅力って、どんな生き方をしてきたか・・・そういうところに、ぎゅっと詰まっているのでは?
そう思うのは、私だけじゃないと思うのだが、いかがでしょう?
みんな、人の生き方に感動したり、腹立たしく思ったりするのではないかしら。
近しい人であれば、どういう人生だったか知りたい、と思うのはごく自然なことではないかしら。
私は、エンディングノートって、そういう生きざまを改めて自分自身で考えたり、
それを誰かに伝えたりするためのものだと思う。
第13回になる4月のテーマは、
「宗教のはなし ~生きる上で仏教が果たせる役割~」。
お坊さんにお話を聞きます。
開催は4月8日。体験参加受付中。