2015年1月4日

SNSへの気持ち、つきあい方がどんどん変わる

SNS、中でもFacebookとのつき合い方で、この半年くらい悩んでいることがある。
お友達ルールについてだ。

私はFacebookについては当初かなり懐疑的だった。
Facebookで事前に個人情報を調べることに対しても、私は否定的だった。
友達というのはリアルなしにはあり得ないと考えていたので、Facebook上の友だちの数など意味なしと考えていた。

当時、私にとってFacebookは不気味で気持ちが悪く、2011年には何度もそういうことを書いていた。
だったらFacebookなどやらなければいいのだが、それでも当時、私はFacebookのアカウントを持ちたかった。
初対面の名刺交換で、Facebookのアカウントの有無を尋ねられることがあるので、アカウントがあった方が何かと好都合だったからだ。

でもmixiで、気づくと深夜まで延々とやり続けてしまった苦い経験があったので、当初はSNSにあまり前向きにはなれなかった。

mixiと違って実名登録が基本のFacebookの場合、投稿を見ることは疑似面会のようなもの。
名刺交換をしてもその後会うことがなくなると記憶が薄れてしまうのが常なのだが、Facebookをやっていると、時々名前を見る可能性が高くなる。
どんな行動をしているのかがわかる。そのため、記憶が薄まりにくい。
内容によっては好感度が増す。
プロフィール写真がきちんと入っていればなおさらだ。

私はアカウントだけ持ちたかったのが、だんだん見るようになり、気づくと自らも発信するようになっていった。
そのおかげで、思わぬ共通の知り合いを発見し、距離感が縮まったり、理解度が深まったりすることもしばしばになった。
当初は、Facebookで共通の知り合いが出てくるのが不気味だと書いていたのだから、変われば変わるものだ。

それでも、プライベートな友達に自分がどんな仕事をし、どんなことを考えているのかを知られることには少々躊躇するところがあり、趣味関係の友人や、大昔の友人には長いことFacebookをオープンにしてこなかったのだが、昨年あたりから少しづつオープンにし始めた。

仕事の顔、家庭の顔、趣味の世界の顔・・・、これらのいろんな顔を、今まで私は使い分けているつもりだったのだ。
そうやって八方美人を志向していたのかもしれない。
でもFacebookで投稿すれば使い分けが難しくなる。
そもそも何のために使い分けるのか。
その意味や必要性が自分でもわからなくなり、今、私はオープンにしつつある。

それでもお会いしたことがない人からの友達申請については、オープンになれずにいる。
たとえ共通の友人が複数いたとしても、知らない人からの友達申請が来ると身構えてしまうのだ。

そのため当初から「一度もお会いしたことがない人とはFacebookでは友達にならない」というマイルールを設けてきた。
友達申請に当たってご丁寧にメッセージをいただいた方からの場合には、いつも丁重にお断りの返信をしてきた。
しかし、お会いしたことがないためにお友達になれずに残念!と思った方が今までに数多くいた。
が、ルールを設けた以上は、曖昧にしてはならないと思い、私はずっとそうしてきた。

それはそれで、ちゃんとしている、信用できる、というそれなりの評価をいただいてはきたものの、そもそも私は何のためにそんなルールを設けているんだろう?
こうしてブログを書き、Webサイトを複数持ち、メディアの取材を受けることもあるのに、何のためにFacebookの友達申請をお断りする必要があるのか。

何となく怖いから・・・ただそういう漠然とした思いだけでそんなマイルールを設けてきたけれど、それは私自身が自分で考えることを放棄していただけなのかもしれない。

私は、自分が思うこと、目指すことと近いことを考えている人の情報を得るために、
そして自分が思うこと、目指すことを発信するためにFacebookを使ってきた。
今、私は「なんとなく怖いこと」への対処や、どうブロックしたらいいかは、多少智恵がついたようについたように思う。

2015年はこのマイルールを解禁しようかと思う。
杓子定規なルールではなく、その都度自分の考えを大事にして意味のあることをしようと思う。

SNS、それもFacebookへの私の思いが、この数年でこんなにも変わっている。

周りでは、Facebookはもう疲れてやめようと思う、という人もいる。
これからますます変わっていくだろう。
使い方が変わるだろう。
人によっても変わるだろう。
要は人それぞれ。
何のために使うのか。何を求めて使うのか。
自分に合った使い方をすればいい。


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