2015年5月13日

思っているより世界は狭い。人はいろんなところでつながっている。

SNSのおかげで、世界が広がる人は多い。
代表格のFacebookは、もちろんそういう価値があるのだろうけど、
私が面白いと思うのは、逆に世界が狭いことに気づくこと。
教えてくれるのは「共通のお友達」だ。

例えばある人と出会って、facebookでお友達になる。
そこで初めてわかる「共通のお友達」。

え?!
この人、私の知っている別の人と友達だったんだ。

ちょっと前だったら気づかないことだ。
言わば人のつながりの網目構造みたいなものがわかるのだ。

共通の知り合いがいるとわかるだけで、距離感が一気に縮まる。
まだ親しくなる前に、その人の違う一面を推測できたり、知ることができる。

もちろん、それがイヤだ、という意見もあるかもしれないが、
(数年前の私はそう思っていた)
今は、例え隠してもなんだって簡単にバレてしまう時代。
イヤな面よりも役に立ったり、興味深い面の方が勝っているような気がする。

そういうことを知るたびに思うのが、世界は自分が思っているよりも狭いということ。
「ここだけの話」と思っていても、あっという間に広まるのも頷ける。
コッソリ悪いことをしたって、そのうち知られてしまう可能性がある。

SNSってすごいなあと思っていたら、いやいやネット上だけじゃなかった。
リアルだってあった!

昨年末から参加していたある勉強会があった。
受講料を徴収して行っている民間の勉強会やセミナーではなく、
学びたいという人たちが自主的に集まって自主的に運営している勉強会だ。
その運営にはボランティア精神あふれる人たちが多数尽力されているのは言うまでもないが、参加している人たちの協力体制も実に気持ちがいい勉強会だ。
その心意気やメンバーのお人柄が嬉しくて、私も参加させてもらっている。

回を重ねるうちに、勉強だけでなく
親しくなったり、飲みに行ったり、するようになっていく。
個々人の人となりに接し、それぞれの魅力を感じるようになるからだ。

そうやっていろんな話をするようになっていった時のこと。

昔、私は広告代理店でサラリーマンをやっていた、という話をしたら、
「うちの長男も広告代理店で・・・・」とおっしゃる方がいた。
聞いているうちに、すぐにわかった。
今から15年前の私の直属の部下が、そのご長男のことだと。

世の中は本当に狭い。
悪いことはできないものだ(笑)。

ひぇ~っ!
お願い!私がこんな勉強をしているなんて内緒にしておいて~!

別に恥ずかしいことを学んでいるわけではないのだが、
昔のこととは言え、元部下だった彼にそんなことを知られるのがどうにもこそばゆい。
ガリ勉君のようにどこかコソコソ勉強したいのか、
一生懸命学んでいることをカッコ悪いと思っているのか、
昔の上下関係で今や何の関係もないのに、どうも知られては恥ずかしいような思いがあった。
私にはなぜか自分がオープンになりきれない一面があり、そんな風に思ってしまったのだ。

けれども、逆にその方にしてみれば、私は「昔、長男の上司だった人」となるわけで、
これまたもっとやりにくいことにちがいない。

すぐに気を取り直し、その場でそのご長男に電話をし、
本人を驚かせたあとは、
お互いにそんなことを気にするのをやめて、もはやオープンだ(笑)。

世の中は狭い。
意外といろんなところで人はつながっている。
だから、カッコつけたり、嘘ついたり、ごまかしたり・・・そんなことは実に無意味だ。
それがバレた時のカッコ悪さを考えると、大恥じだ。

今の時代は、昔よりもずっといろんなことがすぐにわかる。
だからオープンマインドであることが本当に重要になってくるのだ。
昔の気分を引きずっていること自体が、相当カッコ悪いのだと改めて思うのである。






 5月18日 人生の地図を描く(マンダラエンディングノートを使って)
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 6月10日 生きざまと顔の関係 自分の顔について考える。
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