いろんな場所で、いろんな人に、しばしば聞かれることがある。
元々広告業界なのに、なぜ関係のない終活に関わるようになったの?
広告の仕事から「人の生き死に」に変わったきっかけは何?
私にとっては、とても近いテーマだ。
一般的には一見全然違うものと思われているかもしれないが、
今の時代は、人の生き方そのものがブランディングに大きな影響を与えていると思うから。
会社、商品、人、をどうブランディングしていくか、を考えるとときに
会社のトップや会社にいる人たち、商品を作った人、商品を売っている人が
どう生きてきたのか、どう生きたいと思っているのか、が
垣間見えるようなブランドが今、求められる時代だと思う。
一方、エンディング(終活)はどう生きるかと表裏一体である。
どうもメディアでは、葬儀や墓の「無駄」を省くことや相続ばかりがクローズアップ
され、「死に方を考えること」=「終活」と見えがちなのは実に残念。
人生が後半戦に入ったからこそ、これからの生き方をどうするかを考えていく。
それこそが本来の終活だ。
どんなお葬式をしたいかは、あとの話である。
どのように生きたか、という結果の一つの形が葬儀ではないかと私は思うのである。
ブランドにはそういうものが込められていてこそ、顧客の心に届くものだと思うのである。
そういうブランディングができるのは、
やはりある程度の年齢を超えた人ならでは、と思うのだがいかがだろうか。
そんなわけで、私の目から見ると、ブランディングとエンディング(終活)はとても近いテーマなのである。
エンディングノートは、まさに自分の人生ノートそのものだ。
人生折り返し点を超えたかな、と思ったらエンディングノートを開いてみる。
書かなくてもいいから見てみる。
気が向けば書き始めてみる。
無理に書かなくたっていいから。
眺めてみるだけでいい。
あなたは自分が何歳くらいまで生きていると思っていますか?
あなたは今、その年齢の半分を超えましたか?
もしも超えているのなら、今までの人生でいろいろなことが積み上がっているはず。
だからエンディングノートを見てみることをオススメしたい。
書かなくたっていいから。
見るだけでいいから。
ましてや生きかたを反映したブランディングを考えたい人には、益々オススメだ。
5月18日 人生の地図を描く(マンダラエンディングノートを使って)
マンダラエンディングノート開発者をお招きしたワークショップ
6月10日 生きざまと顔の関係 自分の顔について考える。
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