4月26日、ゴールデンウィーク直前の4月の最終日曜日は東京の区議会議員選挙だった。
「顔つき」に注目する私としては、選挙ポスターは興味津々だった。
特に街頭演説の「生身(ナマミ)の様子」と、「ポスター写真」との違いには驚かされた。
その違いが、果たして投票行動に影響が出るのかどうか・・・と。
特に私が注目していたのは、選挙ポスターの撮影のされかた(顔つき)。
気になったのは、目線がカメラよりやや上の方になっていて、
口角を不自然なくらい上げて撮影されたポスターだ。
私から見ると、なんだか嘘くさくて却って信用ならないような気もする。
そういう不自然なくらい「いい顔」にしたポスターの人の
選挙結果を確認してみると、当選している人、落選している人、いろいろだ。
投票結果については、顔写真だけでなく
候補者の思いや信条、実績、組織力等、様々なことが影響するであろうから
一概には語れないけれど、
私の地元、世田谷区の場合で実際に当選した人を見てみると、
候補者の3割以上が無所属だったが、無所属の当選者は2割以下。
無所属の人は組織力も弱く、資金面も心細く、写真もあまりよくなくて・・・という
状況が想像でき、選挙は不利なのかもしれないなと思われた。
実際、政党がついている場合は写真がいいケースが多かった。
特に公明党の候補者の場合は、
目線は上向き、口角はしっかり上がっている傾向が強い。
さらに肌もすべすべでシワもない「顔」が多い。
おそらく撮影の時にはプロのメイクさんがついて、
場合によっては撮影写真のデジタル加工も施されているであろうと思われた。
選挙は、市民にとって大事な権利ではあるけれど、特に公明党の候補者の場合は、
目線は上向き、口角はしっかり上がっている傾向が強い。
さらに肌もすべすべでシワもない「顔」が多い。
おそらく撮影の時にはプロのメイクさんがついて、
場合によっては撮影写真のデジタル加工も施されているであろうと思われた。
区議会議員選挙でいったいどれだけの人が
候補者の政策や信条で投票をしているだろうか。
私も、投票に当たってはいろいろな印刷物を目にしたり、
駅前の街頭演説を聞いたりすることはあったけれど、
自分の思いに近い人はどの人なのかを判断するのはなかなか難しい。
結局投票する直前まで、誰に投票するかを決められなかった。
投票日には、多くの人が投票所に入る前に選挙ポスター掲示板の前に立ち、
ポスターを眺めながら考えている光景を目にした。
ポスターの顔と選挙結果との間に相関関係があるのかどうかは、
今回はっきりわからなかったけれど、
それでも投票前の最後の一押しは、選挙ポスターの顔なのではないだろうか。
私は、遺影に相応しい顔、プロフィールに相応しい顔、については
今までいろいろ言ってきたけれど、選挙にも選挙のための顔写真があるはずだ。
選挙ポスターではどんな顔(表情)を出すのがいいのか。
どんな写真だったらいいのか。
きりっとした顔の方がいい、
笑っている顔がいい、
動きのある顔がいい、
・・・・等はいろいろあるだろうが、
そういう表情と当落との相関関係は、今回の選挙ではわからなかった。
それは候補者の個性によって、変わるように思えた。
それでも大前提としては、ピントが合った写真であること。
そして、印刷してもクリアであること。
そんなこと・・・と言われそうだが、意外にもそうではない写真が、
無所属の人にはちらほら目立ったのである。
そしていくら写真がきれいであっても、
もし街頭演説をする人であるなら、演説している時の顔と
違い過ぎない方がいいとも思った。
私自身が実際驚いたので。
誠実さとか一生懸命さとかは、必ずしもきれいな顔から出てくるとは限らない。
選挙活動中に街頭演説している人には一生懸命な人が多く
演説している時の顔の方が、私から見て魅力的な人が目立った。
6月10日 生きざまと顔の関係 自分の顔について考える。
5月18日 人生の地図を描く(マンダラエンディングノートを使って)
体験参加は満員御礼となりました。