ジャケットとパンツ(またはスカート)、そして足元はパンプス。
昨日、妙に女っぽさを強調するバリキャリ女性のことを書いたけれど、
そもそも昔はナマ足なんてありえなかった。
それがいいかどうかは別の話だが、当時の私は仕事服でそう悩むことはなかった。
しかし今は、必ずしもそうではない。
女性キャスターやアナウンサーの服装を見ると、その変化がよくわかる。
昔はスーツが当たり前だったけれど、今の女性キャスターやアナウンサーでジャケットを着ている人は少ない。
業界、会社、社風によって、おそらくかなり差があるのだろうが、今のビジネス服って難しいと思う。
自由度が増し、個人が個人の主張で自由に選択できる。
でも自由だから、選べなくなるとつらくなってしまうのだ。
会社員ではない私は、何を着ようか、と毎日悩んでいる。
その時間が本当にもったいないとは思うのだが、スーツのようなルールがないから、何を基準に着る服を決めたらいいかわからなくなり、悩ましくなるのだ。
○○さんと会うから。
○○な場だから。
そうやって一応考えるのだが、
まず自分がどんな服を着たいのかが、よくわからない。
だからどこで服を買ったらいいかが、よくわからない。
自分のファッションセンスにも、ほとほと自信がなくなる。
なんか、すごくみっともない恰好をしているんじゃないか、と。
かと言って、人に薦められるとそれは自分の好みではないからちょっと・・・
ややっこしい話だ。
でも私の周りにはそういう風に言う人が数多くいる。
自由というのは難しい。
自分の好みを自分でよくわかっていないと、選ぶことはできない。
でもそれは、たぶんファッションだけではない。