そうおっしゃる方がいますが、本当にそうでしょうか?
自分の顔に関心がない人なんていない。
~私はそう思っています。
だって、子供の頃の集合写真、例えば遠足、例えば入学式の写真で、一番最初に目が行くのは、やっぱり自分じゃないですか?!
人の結婚式の集合写真。
主役は新郎新婦なのに、自分がどこにいるか探していませんか?
自分の写り方を気にしていませんか?
朝、鏡を見て、あ~今日は顔がむくんでいる、と思う・・・。
でも、一番気にしているのは、たぶん自分。
周りの人はほとんど気づかない。もし気づいても気になんかしていません。
ちょっとブツブツができた。
肌荒れがひどい。
目が腫れぼったい。
・・・そういうことは、自分だから気になるんです。
それはもう、美しい人であろうと、少々残念な人であろうと、あまり関係ないのでは?
そして、人が一番最後まで覚えている顔って、自分の顔なんですって。
連れ合いの顔、子どもの顔がわからなくなっても、自分の顔はわかるのだそうだ。
どんな人だって、自分の顔には関心があるのだ。
だから私は、終活を始めるなら顔から考えてみよう、と提案している。
なかなか書けないエンディングノートも、遺影から考えてみようと。
例えイヤだ、嫌いだと言っている人だって、自分の顔には関心があるのだから、考えやすい。
なんせ、ずっと毎日見てきたのが自分の顔なのだから。
自分のどんな顔を遺したいか。覚えていてもらいたいのか。
死生観など考えられない(考えたくない)ような人だって、自分の顔のことを考えるのはわかりやすいし、イメージしやすい。