2015年2月28日

自分の顔に関心がない人なんていない

「私、ナルシストじゃないし、顔になんか興味ありませんから・・・」
そうおっしゃる方がいますが、本当にそうでしょうか?

自分の顔に関心がない人なんていない。
~私はそう思っています。

だって、子供の頃の集合写真、例えば遠足、例えば入学式の写真で、一番最初に目が行くのは、やっぱり自分じゃないですか?!

人の結婚式の集合写真。
主役は新郎新婦なのに、自分がどこにいるか探していませんか?
自分の写り方を気にしていませんか?

朝、鏡を見て、あ~今日は顔がむくんでいる、と思う・・・。
でも、一番気にしているのは、たぶん自分。
周りの人はほとんど気づかない。もし気づいても気になんかしていません。

ちょっとブツブツができた。
肌荒れがひどい。
目が腫れぼったい。
・・・そういうことは、自分だから気になるんです。

それはもう、美しい人であろうと、少々残念な人であろうと、あまり関係ないのでは?


そして、人が一番最後まで覚えている顔って、自分の顔なんですって。
連れ合いの顔、子どもの顔がわからなくなっても、自分の顔はわかるのだそうだ。

どんな人だって、自分の顔には関心があるのだ。

だから私は、終活を始めるなら顔から考えてみよう、と提案している。
なかなか書けないエンディングノートも、遺影から考えてみようと。

例えイヤだ、嫌いだと言っている人だって、自分の顔には関心があるのだから、考えやすい。
なんせ、ずっと毎日見てきたのが自分の顔なのだから。
自分のどんな顔を遺したいか。覚えていてもらいたいのか。

死生観など考えられない(考えたくない)ような人だって、自分の顔のことを考えるのはわかりやすいし、イメージしやすい。